5.2 システムの性能向上を図りたい
システムの性能向上を図りたい場合は,まず,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」で説明しているパフォーマンスチューニングの手順を確認してください。同時実行数の最適化やタイムアウト設定の考え方など,システムの性能を向上させるための考え方と対応する機能について説明しています。
このほか,次のような機能の使用を検討してください。
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Webアプリケーションを実行するシステムの場合に有効です。Webサーバの機能をJ2EEサーバと同一プロセス内で実行することで,性能向上を図ります。この機能については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」で説明しています。
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リソース接続とトランザクション管理でのパフォーマンスチューニングのための機能
コネクションやステートメントをプールして再利用したり,ローカルトランザクションの処理を最適化したりすることによって,性能向上を図ります。この機能については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」で説明しています。
また,ここで示した以外の機能を使用してさらにシステムの性能向上を図りたい場合は,「アプリケーションサーバ 機能解説」で始まる各マニュアルの「システムの目的と機能の対応」の説明を確認して,「性能」に該当する機能の使用を検討してください。