3.1 実行環境でサンプルを実行する流れ
この章では,セットアップウィザードを使用して実行環境を構築して,サンプルプログラム(jsptag)を実行する手順について説明します。この章の手順を実行することで,実行環境を構築して実際にアプリケーションを動作させるまでの手順を体験できます。
セットアップウィザードは,ウィザードに従って対話形式で操作を進めることで,J2EEアプリケーションの実行環境を構築できる機能です。1台のマシンで構成される基本的なシステムを最小限の手順で構築できます。
サンプルプログラム(jsptag)は,JSPとStateless Session Beanで構成されるJ2EEアプリケーションです。このサンプルプログラムを実行すると,次の内容がWebブラウザ上に表示されます。
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通貨の値をドルから円に換算した結果
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通貨の値を円からユーロに換算した結果
この章で構築する実行環境とサンプルプログラム(jsptag)について,次の図に示します。
この章では,一つのマシンに実行環境を構築します。また,実行環境を構築したマシン上のWebブラウザからリクエストを送信して,実際にサンプルプログラム(jsptag)を実行してみます。
Webブラウザから送信されたリクエストは,Webサーバ経由でJ2EEサーバに送信されます。J2EEサーバ上のサンプルプログラム(jsptag)では,"Converter" JSPと"MyConverter" Stateless Session Beanによって処理が実行され,結果がWebサーバ経由でWebブラウザに返却されます。なお,サンプルプログラム(jsptag)には,データベースに接続する処理は含まれません。
- 参考
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実行環境に含まれる「PRFデーモン」「運用管理エージェント」および「Management Server」について,このマニュアルでは意識する必要はありません。必要に応じて,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」を参照してください。
実行環境の構築とサンプル実行は,次の図に示す手順で実行します。
各作業の概要
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環境変数を設定してApplication Serverをインストールします
環境変数を設定します。設定後,Application Serverをインストールします。なお,インストール方法は,使用しているOSによって異なります。
詳細については,「3.2 環境変数を設定してApplication Serverをインストールします」を参照してください。
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実行環境を構築します
セットアップウィザードを使用して,実行環境を構築します。
詳細については,「3.3 実行環境を構築します」を参照してください。
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アプリケーションサーバを起動します
J2EEサーバが停止している場合に,運用管理ポータルを使用してJ2EEサーバを起動します。なお,セットアップウィザードを使用して構築した直後は,アプリケーションサーバは自動的に起動しているため,この操作は不要です。詳細については,「3.4 アプリケーションサーバを起動します」を参照してください。
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アプリケーション(サンプルプログラム)をインポートして開始します
サンプルプログラム(jsptag)をインポートして開始します。ここでは,サンプルプログラム(jsptag)をコンパイルしたファイルである,converter.earをインポートする手順について説明します。詳細については,「3.5 アプリケーション(サンプルプログラム)をインポートして開始します」を参照してください。
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アプリケーション(サンプルプログラム)の動作を確認します
インポートしたサンプルプログラムを実行します。ここでは,サンプルプログラム(jsptag)をコンパイルしたファイルである,converter.earの動作を確認する手順について説明します。詳細については,「3.6 アプリケーション(サンプルプログラム)の動作を確認します」を参照してください。
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アプリケーション(サンプルプログラム)を停止します
実行したアプリケーションを停止します。詳細については,「3.7 アプリケーション(サンプルプログラム)を停止します」を参照してください。
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アプリケーション(サンプルプログラム)を削除します
停止したアプリケーションを削除します。詳細については,「3.8 アプリケーション(サンプルプログラム)を削除します」を参照してください。
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アプリケーションサーバを停止します
アプリケーションサーバを停止します。詳細については,「3.9 アプリケーションサーバを停止します」を参照してください。
以降の節では,サンプルプログラム(jsptag)を実行するために必要な作業を手順どおりに説明します。
なお,ここで説明する以外の操作を実行したい場合は,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」を参照してください。