21.3 <interface_name>ObjectWrapper
class <interface_name>ObjectWrapper
このクラスは,ローカルインタフェースには適用されません。
それ以外のインタフェースでは,このクラスは,タイプドオブジェクトラッパーを派生するために使用されます。idl2cppコマンドを-obj_wrapperオプション付きで呼び出すと,ローカルインタフェース以外のすべてのインタフェースに対して生成されます。idl2cppコマンドについては,「19.2 idl2cpp」を参照してください。オブジェクトラッパー機能を使用する際の詳細については,マニュアル「Borland Enterprise Server VisiBroker デベロッパーズガイド」の「オブジェクトラッパーの使用」の記述を参照してください。
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static void add(
CORBA::ORB_ptr orb,
CORBA::WrapperFactory factory,
VISObjectWrapper::Location loc);
クライアントアプリケーションから,タイプドオブジェクトラッパーを追加します。複数のタイプドオブジェクトラッパーがインストールされている場合,登録された順に呼び出されます。
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orb
クライアントが使用したいORB。ORB_initメソッドによって返されます。
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factory
追加したいオブジェクトラッパークラスのファクトリメソッド。
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loc
追加されるオブジェクトラッパーのロケーション。次の値のどれかです。
VISObjectWrapper::Client
VISObjectWrapper::Server
VISObjectWrapper::Both
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static void remove(
CORBA::ORB_ptr orb,
CORBA::WrapperFactory factory,
VISObjectWrapper::Location loc);
サーバアプリケーションからタイプドオブジェクトラッパーを削除します。
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orb
クライアントが使用したいORB。ORB_initメソッドによって返されます。
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factory
削除したいオブジェクトラッパークラスのファクトリメソッド。
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loc
削除されるオブジェクトラッパーのロケーション。次の値のどれかです。
VISObjectWrapper::Client
VISObjectWrapper::Server
VISObjectWrapper::Both
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