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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス


1.10 Java VMの指定

Java VMの指定方法は,プラットフォームによって異なります。

(UNIX)

デフォルトJava VMはjavaですが,次のパラメタを指定するとJava VMを変更できます。

-VBJjavavm <jvm name>

どのJava VMを指定した場合でも,指定したJava VMがあるかどうかが確認されます。指定したJava VMが見つからない場合は,プログラムが異常終了します。デフォルトのJava VMの検索はされません。

(Windows)

Java VMを明示的に指定しなかった場合,Borland Enterprise Server VisiBrokerは,環境設定にパス情報があるかどうかを調べます。PATH変数が設定されている場合は,\binを含むPATHの各ディレクトリにJava VMのdllがあるかどうかを調べます。PATHが設定されているのにJava VMが見つからない場合,Borland Enterprise Server VisiBrokerは異常終了します。

PATHが設定されていない場合,Borland Enterprise Server VisiBrokerは,現在インストールされているJava VMの位置をWindowsのレジストリで調べます。

Java VMの検索に使用するdllファイル名は,Java VM 1.2の場合はjvm.dllで,Java VM 1.1の場合はjavai.dllです。

次のパラメタを指定するとJava VMを変更できます。

-VBJjavavm <jvm name>

<jvm name>には,アプリケーションの絶対パスを次の形式で指定します。

*\*\*java*

*は,任意の文字列を意味します。空文字列も指定できます。例えば,「C:\jdk\bin\java」などのパスを指定できます。<jvm name>に指定した文字列の形式が正しくない場合や,<jvm name>に指定したファイルが見つからない場合,プログラムはエラーメッセージを出力して異常終了します。