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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス


1.9 クラスパスの指定

クラスパスに関連があるソースを次に示します。ここでは,UNIXでのパスを示しています。Windowsの場合は,/を\に置き換えてください。

注※

$VBROKERDIRはBorland Enterprise Server VisiBrokerのインストールディレクトリを,$JAVAHOMEはJavaのホームディレクトリを表します。

通常,Java VMの起動前に,これらのサブセットが一つのクラスパスにマージされます。また,クラスパスは,プラットフォームによって生成方法が異なります。

マージされるソースと順序を次に示します。

  1. -VBJclasspathに指定されたクラスパス

  2. エクスポートされた$CLASSPATH

  3. VisiBroker標準のjarファイル(検索されたvbjの位置に基づいて決定します)

  4. VBJaddJarで追加され,<vbroker>/libディレクトリにあると想定されるjarファイル

  5. カレントディレクトリ

(UNIX)

マージ後のクラスパスはJava VMにエクスポートされ,パラメタとしては渡されません。ほかのクラスパスソースは,クラスパス以外のパラメタとともにJava VMにそのまま渡されます。

(Windows)

マージ後のクラスパスは-Djava.class.pathで渡されます。ほかのクラスパスは,一般的なパラメタとしてそのまま渡されます。

サービスとしてWindowsに定義されているツールは,-classpathを認識しません。-classpathを無視するツールもありますが,nameserv,irepなどでは,-classpathで処理が中断しエラーが発生します。