Hitachi

VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド


16.1.2 使用できるIRの数

IRは,ほかのオブジェクトと同様に,幾つでも生成できます。IRの生成または使用について,Borland Enterprise Server VisiBrokerが規定するポリシーはありません。IRをサイトにどのように配置し命名するかは,プログラマで決めてください。例えば,中央のIRにすべての「生成」オブジェクトのインタフェースを入れ,個々の開発者は各自のテスト用のIRを生成するという規則を採用してもかまいません。

IRは書き込み可能であり,アクセス制御によってプロテクトされていません。クライアントが誤って,または意図的にIRを破壊したり,IRから機密情報を取得したりするおそれがあります。

すべてのオブジェクト用に定義された_get_interfaceメソッド(C++)または_get_interface_defメソッド(Java)を使用したい場合は,VisiBroker ORBがIR内のインタフェースを検索できるよう,最低一つのIRサーバを実行していなければなりません。使用可能なIRがないか,VisiBroker ORBのバインド先であるIRがそのオブジェクト用のインタフェース定義と一緒にロードされていない場合,_get_interfaceメソッド(C++)または_get_interface_defメソッド(Java)は,NO_IMPLEMENT例外を発生させます。