tsstat(OTSの状態表示)
形式
tsstat [-c | -r リソースマネージャ名 [,リソースマネージャ名]...]
機能
現在のOTS稼働状態の情報を表示します。tsstatコマンドは次に示すオプション以外のオプションが指定されても無視します。
オプション
-c
すべてのリソースマネージャ情報,一部のトランザクションマネージャ情報,環境変数TPDIR,TPFS,TPSPOOLおよびホスト名を表示します。OTSがオフラインの場合,このオプションは無視されます。
-r リソースマネージャ名
リソースマネージャ名に指定されたリソースマネージャ情報を表示します。複数のリソースマネージャを指定することもできます。OTSがオフラインの場合,または-cオプションが指定されている場合,このオプションは無視されます。
すべてのオプションを省略した場合は,OTSがオンラインかどうかを表示します。OTSがオンラインの場合,KFCB31496-Iが表示され,OTSがオフラインの場合,KFCB31497-Iが表示されます。
戻り値
0
OTSがオンラインの場合に返されます。
0以外の値
警告,エラーが発生した場合,またはOTSがオフラインの場合に返されます。次の原因が考えられます。
-
環境変数TPDIRが設定されていません。
-
スプールディレクトリが存在しません。
-
システムコールレベルでエラーが発生しました。
表示形式
-cオプションを指定した場合,次の三つの情報を表示します。
リソースマネージャ情報
OTS実行環境に登録されているすべてのリソースマネージャ情報です。
/OTS/RM/OTSCRM /OTS/RM/OTSCRM/set_xa_open_scope "process" /OTS/RM/OTSCRM/set_xa_rmfail_action "retry1" /OTS/RM/OTSCRM/set_xa_rmerr_action "retry1" /OTS/RM/OTSCRM/DMN/xa_open_string_info "" /OTS/RM/OTSCRM/DMN/xa_close_string_info ""
トランザクションマネージャ情報
OTS実行環境に登録されている一部のトランザクションマネージャ情報です。
/OTS/TM/process_count 32 /OTS/TM/max_crm_branch_count 8 /OTS/TM/set_status_write_mode "none" /OTS/TM/set_recovery_mode 0
その他
OTS実行環境に登録されている環境変数およびホスト名の情報です。
TPDIR: /opt/TPBrokerV5 TPSPOOL: /opt/TPBrokerV5/otsspool TPFS: /opt/TPBrokerV5/tpfs HOSTNAME: prius