7.1.1 ORBおよびADMを使用してTPBrokerを運用する場合
- 〈この項の構成〉
(1) TPBrokerの環境設定
TPBrokerを開始する前に,次に示す手順でTPBrokerの環境設定をします。
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環境変数の設定
設定する環境変数の詳細については,「2.2 環境変数を設定する」を参照してください。
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tssetupコマンドの実行
tssetupコマンドで,TPBroker環境を初期化します。
(2) システム環境定義の変更(任意)
システム環境定義を変更します。
システム環境定義はTPBroker開始前に変更できます。TPBroker稼働中にtsdefvalueコマンドで変更することもできます。システム環境定義の詳細については,「8.3 システム環境定義の詳細」を参照してください。
(3) プロセス監視定義の設定
プロセス監視定義を設定します。詳細は,「8.2 プロセス監視定義の詳細」を参照してください。
(5) TPBrokerの開始
自動開始または手動開始によってORB環境とOTS環境(トランザクションサービス)が同時に起動され,プロセス監視が開始されます。
- 自動開始と手動開始について
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TPBrokerの開始は,運用定義で自動開始または手動開始のどちらかを設定できます。手動開始の場合,admstartコマンドを使用してTPBrokerを開始します。運用定義の詳細については「8.3.1 運用定義」を参照してください。
(6) TPBrokerの開始の確認
TPBrokerの開始を,次のコマンドで確認します。
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admlogcat
プロセスが起動されたことを確認します。
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admlsprc
プロセスが監視中であることを確認します。