Hitachi

TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド


6.3.6 システム再開始時のプロセス起動順序

TPBroker(ADM)が異常終了したあと,監視対象プロセスを再起動する場合,または-frオプションを指定したadmstopコマンドでTPBrokerを終了したあと,admstartコマンドで再起動する場合の起動順序について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 運用定義/ADM/set_parallel_modeが"N"または未設定の場合

前回の監視状態を基に,起動順にプロセスを再起動します。なお,再起動時に前回監視していたプロセスが生存していた場合は,そのプロセスをそのまま監視対象プロセスに含めます。

(2) 運用定義/ADM/set_parallel_modeが"Y"の場合

前回の監視状態を基に,プロセス監視定義に設定されている「order=xxx」に従って,グループごとに並列に起動します。なお,admstartprcコマンドで起動したプロセス監視定義ファイルに設定されていないプロセスや,プロセス監視定義ファイルに起動順序である「order=xxx」が設定されていないプロセスに関しては,システム再開始時の最後にプロセス起動順にシリアルに起動します。

なお,orderで指定される同一グループ内での起動順序は不定です。

定義例に従って,運用定義/ADM/set_parallel_modeが"Y"の場合の起動順序を説明します。