2.6 プロセス監視定義ファイルを編集する
TPBrokerの開始およびセットアップには,プロセス監視用の定義ファイルが必要です。このため,TPBrokerをセットアップする前に,任意のテキストエディタでプロセス監視定義ファイルを編集してください。TPBrokerでは,デフォルトのプロセス監視定義ファイルとして$TPDIR/adm/admconf.cfを提供しています。ただし,$TPDIR/adm/admconf.cfファイルでは,TCSを自動的に起動する定義部分に「#」を付けてコメントとしています。TCSを自動的に起動する場合,該当する定義部分から「#」を削除してください。
また,OTSデーモンを起動する設定にも「#」を付けてコメントとしているバージョンもあります。OTSデーモンを自動的に起動する場合,該当する定義部分から「#」を削除してください。
プロセス監視定義ファイルには,次に示す項目を設定します。
-
監視対象プロセスの識別子(必須)
-
監視対象プロセスファイル名(必須)
-
プロセス起動用コマンドのタイムアウト値(任意)
-
プロセス起動に失敗した場合のTPBrokerの処置(必須)
-
監視対象プロセスが異常終了した場合のTPBrokerの処置(必須)
-
プロセス起動のタイミングの指定(必須)
-
一定時間内に連続して異常終了する回数の上限値(必須)
-
正常停止用コマンド(任意)
-
強制停止用コマンド(任意)
-
コマンド実行ユーザID(任意)
-
コマンド実行グループID(任意)
-
プロセス起動時に指定する環境変数名と値(任意)
-
TPBroker開始時に指定する環境変数名と値(任意)
なお,プロセス監視と定義項目の詳細については,「6.2 プロセス監視」を参照してください。