Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス
形式
cscsvcctl [-h] -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> {-getfile <サービス情報変更定義ファイル名> |-setfile <サービス情報変更定義ファイル名> |-cluster <クラスタ名> -name <サービスアダプタのサービスID> -props <プロパティ>}
機能
cscsvcctlコマンドには,次に示す機能があります。
ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。
このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.1.6 サービス情報を変更する」を参照してください。
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。
-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。
-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。
-getfile <サービス情報変更定義ファイル名> ((1−200バイト))
出力するサービス情報変更定義ファイル名を指定します。絶対パスまたは相対パスで指定します。指定したファイルまでのディレクトリがない場合,異常終了します。指定したファイルがすでにある場合,上書きされます。指定したファイル名と同名のディレクトリがある場合は,異常終了します。
なお,出力したサービス情報変更定義ファイル中で,プロキシサーバのユーザID/パスワード,ベーシック認証のユーザID/パスワードの設定値は,次のように表示されます。
-setfile <サービス情報変更定義ファイル名> ((1−200バイト))
入力するサービス情報変更定義ファイル名を指定します。絶対パスまたは相対パスで指定します。指定したファイルがない場合,異常終了します。
なお,サービス情報変更定義ファイルを設定する際,プロキシサーバのユーザID/パスワード,ベーシック認証のユーザID/パスワードを変更しない場合は,-getfileオプションで取得したままの値を設定してください。
-cluster <クラスタ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
サービス情報を変更するサービスアダプタがあるクラスタ名を指定します。
-name <サービスアダプタのサービスID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
サービス情報を変更するサービスアダプタのサービスIDを指定します。
-props <プロパティ> 〜((1文字以上))
操作対象に渡す情報を<key>=<value>形式で指定します。<key>はサービス情報表示コマンド(cscsvcls)で表示されるキー名称を使用します。指定値はダブルクォーテーション(")で囲みます。また,-nameオプションで指定したサービスアダプタに関するサービス情報であれば複数指定できます。複数指定する場合,指定値をコンマ(,)で区切ります(例:-props "a=b,c=d")。なお,サービス情報表示コマンド(cscsvcls)で確認したLocalCallの値がfalseの場合はtrueへ変更しないでください。
入力例
cscsvcctl -getfile service_info.txt
cscsvcctl -setfile service_info.txt
cscsvcctl -cluster Cluster -name adapter1 -props "Url=aaa,ReadTimeout=60"
戻り値
戻り値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
1 | コマンドが異常終了しました。 |
3 | 排他エラーが発生しました。 |
9 | 実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
注意事項
-setfileオプションまたは-nameオプションを指定した場合,サービス情報を変更するサービスアダプタが配備中(HCSCサーバがクラスタ構成の場合,クラスタ内のどれかのHCSCサーバに配備中)の状態になっていると,cscsvcctlコマンドはエラーになります。
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