csccompostop [-h]
             -user <ログインユーザID>
             -pass <ログインパスワード>
             {-csc <HCSCサーバ名>｜-cluster <クラスタ名>}
             {-name <サービスID｜受付ID>｜-all
            ｜-namelist <HCSCコンポーネント指定ファイル名>}
             [-nogc]
 

HCSCコンポーネントを停止します。

ログインユーザIDなどの必須オプションは，HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで，このコマンドでの指定を省略できます。

このコマンドの使用方法については，目的にあわせてマニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の次に示す個所を参照してください。

• 「5.3.34　ユーザ定義受付を停止する」
• 「5.3.35　サービスアダプタを停止する」
• 「5.3.36　ビジネスプロセスを停止する」

-h

コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は，ほかのオプションを指定しても無視されます。

-user <ログインユーザID>　〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。

-pass <ログインパスワード>　〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。

-csc <HCSCサーバ名>　〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−8文字))

停止するHCSCコンポーネントのHCSCサーバ名を指定します。

-cluster <クラスタ名>　〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−8文字))

HCSCコンポーネントを一括停止するクラスタ名を指定します。クラスタ種別がHAのときに-clusterを指定するとエラーになります。

-name <サービスID｜受付ID>　〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−8文字))

停止するHCSCコンポーネントのサービスIDまたは受付IDを指定します。-clusterと同時に指定した場合は，クラスタ内の同じサービスIDのHCSCコンポーネントをすべて停止します。

-all

指定範囲内で開始中のHCSCコンポーネントをすべて停止します。-cscと同時に指定した場合は，そのHCSCサーバ内で開始中のすべてのHCSCコンポーネントを停止します。-clusterと同時に指定した場合は，そのクラスタ内で開始中のすべてのHCSCコンポーネントを停止します。

このオプションを指定した場合のHCSCコンポーネントの停止順は次のとおりです。処理中にエラーが発生した場合は，すべてのHCSCコンポーネントが停止されていなくても停止処理は終了します。

停止順	HCSCコンポーネントの種類	HCSCコンポーネント内の停止順
1	ユーザ定義受付	ビジネスプロセス名と受付IDの昇順
2	ビジネスプロセス	ビジネスプロセス名の昇順
3	サービスアダプタ	サービスIDの昇順

-namelist <HCSCコンポーネント指定ファイル名>　〜((1−200バイト))

停止するHCSCコンポーネントをHCSCコンポーネント指定ファイルで指定します。絶対パスまたは相対パスで指定します。ファイルが存在しない場合は異常終了します。HCSCコンポーネント指定ファイルについては，「HCSCコンポーネント指定ファイル」を参照してください。

なお，指定されたHCSCコンポーネントの停止順は，-allオプションと同じです。

-nogc

FullGCを発生させないでコンポーネントを停止します。ただし，このオプションを指定しても，JavaVMが自動的に発生させるFullGCは抑止されません。

(1)HCSCサーバ「HCSC」下にある「BP1」を停止する場合

 
csccompostop -user admin -pass admin -csc HCSC -name BP1
 

(2)HCSCサーバ「HCSC」下にあるすべてのHCSCコンポーネントを一括停止する場合

 
csccompostop -user admin -pass admin -csc HCSC -all
 

(3)クラスタ「Cluster」下にあるHCSCサーバごとに「BP1」を一括停止する場合

 
csccompostop -user admin -pass admin -cluster Cluster -name BP1
 

(4)クラスタ「Cluster」下にあるすべてのHCSCコンポーネントを一括停止する場合

 
csccompostop -user admin -pass admin -cluster Cluster -all

(5)FullGCを発生させないで，HCSCサーバ「CSCSrv1」下にある「BP1」を一括停止する場合

 
csccompostop -user admin -pass admin -csc CSCSrv1 -name BP1 -nogc
 

(6)HCSCサーバ「CSCSrv1」下にあるHCSCコンポーネントのうち，HCSCコンポーネント指定ファイル「hcsccomponent.txt」に指定されているHCSCコンポーネントを一括停止する場合

 
csccompostop -user admin -pass admin -csc CSCSrv1 -namelist hcsccomponent.txt
 

戻り値	意味
0	正常終了しました。
1	コマンドが異常終了しました。
2	通信タイムアウトが発生しました。
3	排他エラーが発生しました。
9	実行権限のチェックエラーが発生しました。

• このコマンドは開始状態のHCSCコンポーネントに対して実行してください。複数のHCSCコンポーネントが指定された場合，停止状態ではないHCSCコンポーネントが処理対象となります。停止状態のHCSCコンポーネントが指定された場合は処理をスキップします。
• コマンド実行時にHCSCサーバは起動している必要があります。
• -clusterや-allを指定してエラーになった場合，結果をcscstatusコマンドで確認し，障害要因を取り除いたあとに，再度コマンドを実行してください。
• このコマンドを複数のクライアントから1つのHCSCサーバに対して同時に実行すると，処理エラー（排他エラー，またはコンポーネントへの操作重複による異常終了）となるおそれがあります。エラーが発生した場合は，次のどちらかの方法でコマンドを再実行してください。
  
  • -allオプションを指定してHCSCコンポーネントを停止する
  • -nameオプションを指定して個別にHCSCコンポーネントを停止する