Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス

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1.2.3 ビジネスプロセス定義画面

ビジネスプロセスを定義するときのビジネスプロセス定義画面について説明します。

操作方法については,「1.11 ビジネスプロセス定義画面の操作」を参照してください。

図1-15 ビジネスプロセス定義画面

[図データ]

<この項の構成>
(1) パレット
(2) キャンバス
(3) タブ
(4) アウトラインビュー

(1) パレット

キャンバスに配置するアクティビティ,コネクションまたはコメントをパレットのツールから選択します。

パレットの各項目について説明します。

図1-16 パレット(ビジネスプロセス定義画面)

[図データ]

グループ
コネクションまたは同じ種類のアクティビティをまとめたグループです。先頭に[図データ]が付いています。

ツール
グループの下位にあるアクティビティ,コネクションおよびコメントです。
選択したアクティビティは,キャンバスを任意の個所でクリックすると配置されます。ドラッグ&ドロップでキャンバスに配置することもできます。
また,コネクションを選択し,キャンバスに配置したアクティビティを二つ選択すると,アクティビティ同士を連結できます。
 

パレットのグループおよびツールの一覧を次の表に示します。

表1-5 パレットのグループおよびツール(ビジネスプロセス定義画面)

アイコン 表示名 説明
[図データ]  選択 キャンバス上のアクティビティおよびコネクションを選択します。
[図データ]  コネクション 通常のコネクション,リンクコネクション,およびフォルトコネクションをまとめたグループです。
[図データ]  コネクション 通常のアクティビティを連結するコネクションです。
[図データ]  リンク リンクを定義する場合にアクティビティを連結するリンクコネクションです。
[図データ]  フォルト フォルト処理を定義する場合にアクティビティを連結するフォルトコネクションです。
[図データ]  基本アクティビティ 受付アクティビティや応答アクティビティなど,ビジネスプロセスで基本的な定義をするアクティビティをまとめたグループです。
[図データ]  受付 受付アクティビティです。
[図データ]  応答 応答アクティビティです。
[図データ]  サービス呼出 サービス呼出アクティビティです。
[図データ]  Java呼出 Java呼出アクティビティです。
[図データ]  データ変換 データ変換アクティビティです。
[図データ]  代入 代入アクティビティです。
[図データ]  無操作 無操作アクティビティです。
[図データ]  フォルト送出 フォルト送出アクティビティです。
[図データ]  待機 待機アクティビティです。
[図データ]  検証 検証アクティビティです。
[図データ]  構造アクティビティ スコープアクティビティや繰り返しアクティビティなど,ビジネスプロセスで構造的な定義をするアクティビティをまとめたグループです。
[図データ]  スコープ スコープアクティビティです。
[図データ]  繰り返し 繰り返しアクティビティです。
[図データ]  分岐開始 分岐開始アクティビティです。
[図データ]  分岐終了 分岐終了アクティビティです。
[図データ]  並列処理開始 並列処理開始アクティビティです。
[図データ]  並列処理終了 並列処理終了アクティビティです。
[図データ]  ユーティリティ ユーティリティのグループです。
[図データ]  コメント コメントを作成します。

注※
詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ & BPM/ESB基盤 用語解説」を参照してください。

(2) キャンバス

キャンバスには,パレットで選択したアクティビティを配置します。また,配置したアクティビティをコネクションで連結します。なお,オートコネクト機能が有効の場合,キャンバス上で配置または移動しようとするアクティビティがほかのアクティビティに近づくと,アクティビティとのコネクションがプレビュー表示されます。その状態でアクティビティを配置すると,コネクションが確定し,アクティビティ同士が連結されます。オートコネクト機能については,「1.11.15 アクティビティのオートコネクト機能の有効・無効を設定する」を参照してください。

キャンバスには,変数・相関セット,ビジネスプロセスの開始を示す開始アクティビティ,およびビジネスプロセスの終了を示す終了アクティビティがすでに配置されています。

図1-17 キャンバス

[図データ]

変数・相関セット([図データ]
変数・相関セットを定義する場合に使用します。クリックすると,[変数・相関セット一覧]ダイアログが表示されます。

開始([図データ]
開始アクティビティです。このアクティビティは削除できません。

終了([図データ]
終了アクティビティです。このアクティビティは削除できません。

(3) タブ

次に示すアクティビティのタブでは,開いているタブを閉じたり,上位階層のタブを開いたりといった操作ができます。

(a) 開いているタブを閉じる

開いているタブを閉じる方法には,次の3とおりがあります。

なお,データ変換アクティビティで編集中のタブを閉じようとすると,変更内容を破棄してよいかを問い合わせるメッセージが表示されます。変更内容を破棄してよい場合は[はい]ボタンを選択してください。

(b) 上位階層のタブを開く

アクティビティの上位階層のタブを開く方法には,次の2とおりがあります。

操作後は,開いたタブがアクティブになります。

(4) アウトラインビュー

ビジネスプロセスで定義した変数,アクティビティの一覧が表示されます。アウトラインビューの表示は,ビジネスプロセスを定義すると,自動的に更新されます。

アウトラインビューに表示されている変数をダブルクリックすると,[変数・相関セット一覧]ダイアログが表示され,[変数・相関セット一覧]ダイアログでも同じ項目が選択状態になります。また,アウトラインビューに表示されているアクティビティを選択すると,ビジネスプロセス定義画面でも同じ項目が選択状態になります。

アウトラインビューの表示項目は,アウトラインビューの上部にあるテキストボックスに表示項目の名称を入力することでフィルタリングできます。また,フィルタ機能として変数一覧フィルタ,アクティビティ一覧フィルタがあります。変数一覧フィルタ,アクティビティ一覧フィルタについては,「1.14 アウトラインビューのフィルタ機能の設定」を参照してください。

アウトラインビューの表示内容について説明します。

図1-18 アウトラインビュー(ビジネスプロセス定義画面)

[図データ]

グループ
変数またはアクティビティをまとめたグループです。

変数・アクティビティ
ビジネスプロセスで定義した変数,アクティビティです。

アウトラインビューに表示されるグループおよび変数・アクティビティの一覧を次の表に示します。

表1-6 アウトラインビューのグループおよび変数・アクティビティ(ビジネスプロセス定義画面)

アイコン 表示名 説明
[図データ]  変数一覧 変数をまとめたグループです。
[図データ]  <変数の名称> 変数です。
[図データ]  アクティビティ一覧 アクティビティをまとめたグループです。
[図データ]  <受付アクティビティの名称> 受付アクティビティです。
[図データ]  <応答アクティビティの名称> 応答アクティビティです。
[図データ]  <サービス呼出アクティビティの名称> サービス呼出アクティビティです。
[図データ]  <Java呼出アクティビティの名称> Java呼出アクティビティです。
[図データ]  <データ変換アクティビティの名称> データ変換アクティビティです。
[図データ]  <代入アクティビティの名称> 代入アクティビティです。
[図データ]  <無操作アクティビティの名称> 無操作アクティビティです。
[図データ]  <フォルト送出アクティビティの名称> フォルト送出アクティビティです。
[図データ]  <待機アクティビティの名称> 待機アクティビティです。
[図データ]  <検証アクティビティの名称> 検証アクティビティです。
[図データ]  <スコープアクティビティの名称> スコープアクティビティです。スコープアクティビティ内で定義した変数,アクティビティはスコープアクティビティを起点としたツリー形式で表示されます。
[図データ]  <繰り返しアクティビティの名称> 繰り返しアクティビティです。繰り返しアクティビティ内で定義したアクティビティは繰り返しアクティビティを起点としたツリー形式で表示されます。
[図データ]  <分岐開始アクティビティの名称> 分岐開始アクティビティです。
[図データ]  <分岐終了アクティビティの名称> 分岐終了アクティビティです。
[図データ]  <並列処理開始アクティビティの名称> 並列処理開始アクティビティです。
[図データ]  <並列処理終アクティビティの名称> 並列処理終了アクティビティです。
[図データ]  <コメントの1行目の内容> コメントです。