Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
データベースとReliable Messagingの両方を使用する場合で,使用するJDBCドライバがDABroker Libraryのときに必要なセットアップ手順について説明します。基本的な設定手順については,「3.1.2(8) DB Connectorのセットアップ(Reliable Messagingを使用する場合)」を参照してください。
実行環境をセットアップする前に,実行環境で使用するソフトウェアの設定が必要です。
HiRDBの場合は,データベースのクライアント側にDABroker Library固有の設定として,実行環境のマシンで次の環境変数を設定します。Oracleの場合は不要です。
<DABroker Library運用ディレクトリ>/lib
<DABroker Library運用ディレクトリ>/lib
これ以外の設定については,「3.1.2(6) データベースのクライアント側のセットアップ」を参照してください。
使用するJDBCドライバがDABroker Libraryの場合に,使用するパッケージを次の表に示します。
表I-4 使用するJDBCドライバ
利用するDBMS | 使用するJDBCドライバ | JDBCドライバのパッケージ |
---|---|---|
HiRDB(Version 8)※ | DABroker Library | JP.co.Hitachi.soft.DBPSV_Driver.JdbcDbpsvDriver |
次の作業を実施します。
HCSCサーバは,データベースと接続するためにDB Connectorを利用します。基本的な手順は「3.1.2(8) DB Connectorのセットアップ(Reliable Messagingを使用する場合)」を参照してください。
DABroker Libraryの場合にインポートするDB ConnectorのRARファイルを次の表に示します。
表I-5 インポートするRARファイルの選択方法(Reliable Messagingを使用する場合)
HCSCサーバセットアップ定義ファイルのプロパティ | 利用するデータベース | ライトトランザクション機能の利用の有無 | |
---|---|---|---|
利用する | 利用しない | ||
dbcon-xadisplayname | HiRDB(Version 8)※ | DBConnector_DABJ_CP_Cosminexus_RM.rar | DBConnector_DABJ_XA_ Cosminexus_RM.rar |
dbcon-nodisplayname | HiRDB(Version 8)※ | DBConnector_DABJ_CP.rar |
また,DBアダプタを利用する場合は,DBアダプタが利用するDB Connectorをインポートします。DABrokerの場合にインポートするRARファイルを次の表に示します。
表I-6 インポートするRARファイルの選択方法(DBアダプタを利用する場合)
利用するJDBCドライバ | 利用するデータベース | ライトトランザクション機能の利用の有無 | |
---|---|---|---|
利用する | 利用しない | ||
DABroker Library | HiRDB (Version 8) |
DBConnector_DABJ_CP.rar | DBConnector_DABJ_XA.rar |
Oracle |
プロパティの定義については,Oracleの場合と同じです。「表3-9 dbcon-xadisplaynameに設定するDB Connector属性ファイルの設定内容(Oracle)」および「表3-11 dbcon-nodisplaynameに設定するDB Connector属性ファイルの設定内容(Oracle)」を参照してください。
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