Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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付録I.1 DABroker Libraryの機能概要

DABroker Libraryの機能概要について説明します。

<この項の構成>
(1) 接続できるデータベース
(2) DB Connectorのセットアップ

(1) 接続できるデータベース

DABroker LibraryをJDBCドライバとして使用した場合にJ2EEサーバから接続できるデータベース,および接続に使用するインターフェースの対応を次の表に示します。

表I-1 DABroker LibraryをJDBCドライバとして使用した場合に接続できるデータベース

データベース メッセージング機能およびビジネスプロセス機能 DBアダプタ機能
ローカルトランザクション グローバルトランザクション ローカルトランザクション グローバルトランザクション
HiRDB Version 9
HiRDB Version 8
Oracle 18c
18.1
Oracle 12c R2
12.2
Oracle 12c R1
12.1
Oracle 11g R2
11.2

(凡例)
○:使用できます。
−:使用できません。

(2) DB Connectorのセットアップ

実行環境をセットアップする前に,実行環境で使用するソフトウェアの設定が必要です。なお,ここでは,データベースを使用してReliable Messagingを使用しない場合で,使用するJDBCドライバがDABrokerのときに必要なセットアップ手順だけを説明します。基本的な設定手順については,「3.1.2 実行環境に必要なソフトウェアを設定する」を参照してください。

データベースとReliable Messagingの両方を使用する場合で,使用するJDBCドライバがDABrokerのときに必要なセットアップ手順については,「付録I.2 データベースとReliable Messagingの両方を使用する場合のシステムのセットアップ」を参照してください。

(a) DB Connectorのインポート

HCSCサーバは,データベースと接続するためにDB Connectorを利用します。基本的な手順は「3.1.2(12) DB Connectorのセットアップ(Reliable Messagingを使用しない場合)」を参照してください。

DABroker Libraryを利用する場合にインポートするDB ConnectorのRARファイルを次の表に示します。

表I-2 インポートするRARファイルの選択方法(Reliable Messagingを使用しない場合)

HCSCサーバセットアップ定義ファイルのプロパティ 利用するデータベース インポートするRARファイル
dbcon-xadisplayname HiRDB
(Version 8)

  • ライトトランザクション機能を利用する場合
    DBConnector_DABJ_CP.rar
  • ライトトランザクション機能を利用しない場合
    DBConnector_DABJ_XA.rar
dbcon-nodisplayname HiRDB
(Version 8)
DBConnector_DABJ_CP.rar

注※
JDBCドライバにDABroker Libraryを利用する場合です。

また,DBアダプタを利用する場合は,DBアダプタが利用するDB Connectorをインポートします。DABroker Libraryを利用する場合にインポートするRARファイルを次の表に示します。

表I-3 インポートするRARファイルの選択方法(DBアダプタを利用する場合)

利用するデータベース インポートするRARファイル
HiRDB(Version 8)
  • ライトトランザクション機能を利用する場合
    DBConnector_DABJ_CP.rar
  • ライトトランザクション機能を利用しない場合
    DBConnector_DABJ_XA.rar
Oracle
(b) プロパティの定義

プロパティの定義については,Oracleの場合と同じです。「表3-17 dbcon-xadisplaynameに設定するDB Connector属性ファイルの設定内容(Oracle)」および「表3-19 dbcon-nodisplaynameに設定するDB Connector属性ファイルの設定内容(Oracle)」を参照してください。