Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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7.8.2 サービスプラットフォームから通知するJP1イベントの詳細情報

ここでは,JP1イベントの詳細情報のうち,サービスプラットフォーム特有の値について説明します。

<この項の構成>
(1) イベントID
(2) 重大度
(3) オブジェクトID
(4) メッセージID

(1) イベントID

発行アプリケーションプログラムや事象の内容を表す値です。重大度によって,次の表に示す値が表示されます。

表7-209 重大度とイベントID

重大度 イベントID
Error 0x00012093
Warning 0x00012094
Information 0x00012096

(2) 重大度

JP1イベントの緊急性を表します。緊急性の高い順に,次の値が表示されます。

  1. Error:エラー
  2. Warning:警告
  3. Information:情報

(3) オブジェクトID

「<論理サーバ名>:<J2EEアプリケーション名>」が表示されます。

論理サーバ名
サービスプラットフォーム構築時に設定したJ2EEサーバ名が表示されます。

J2EEアプリケーション名
メッセージ発行元のJ2EEアプリケーション名が特定できた場合,J2EEアプリケーション名が表示されます。
J2EEアプリケーション名から,サービスプラットフォームの障害発生個所が特定できます。J2EEアプリケーション名とサービスプラットフォームの障害発生個所を次の表に示します。

表7-210 J2EEアプリケーション名とサービスプラットフォームの障害発生個所

J2EEアプリケーション名 障害発生個所
CSCMessaging 実行環境(運用制御)
CSCMsgAsyncServiceDelivery 実行環境(標準の非同期受付(MDB(WS-R)))
CSCMsgAsyncServiceDeliveryDBQ 実行環境(標準の非同期受付(MDB(DBキュー)))
CSCMsgSyncServiceDelivery 実行環境(標準の同期受付(SessionBean))
CSCMsgSyncServiceDeliveryWS 実行環境(標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1))または実行環境(標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2))
cscmsg_async 実行環境(ビジネスプロセスの非同期EJB)
サービスID 該当するビジネスプロセスまたはサービスアダプタ

(4) メッセージID

JP1イベントとして発行されたサービスプラットフォームのメッセージIDが表示されます。該当するメッセージIDについては,「付録F JP1イベント通知をするメッセージ」を参照してください。