Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
次に示すように目的に応じて,プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報を取得します。
- 相関セットの値からプロセスインスタンスを特定する場合
各プロセスインスタンスを一意に特定する相関セットの情報である,相関セット定義名および相関セット値の一覧を取得します。
- 変数値からプロセスインスタンスを特定する場合
各プロセスインスタンスが持つグローバル変数の情報である,変数定義名および変数値の一覧を取得します。
- プロセスインスタンスの実行状況を確認する場合
プロセスインスタンスについて,ビジネスプロセス内に定義された各アクティビティの情報を取得します。
- <この項の構成>
- (1) 相関セットの詳細情報の取得
- (2) 変数の詳細情報の取得
- (3) アクティビティの詳細情報の取得
(1) 相関セットの詳細情報の取得
(a) 画面による実行履歴の詳細情報の取得
プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報(相関セット情報)を取得する手順を次に示します。
- プロセスインスタンスを検索します。
- 検索結果一覧から情報を取得するプロセスインスタンスの実行履歴を選択します。
- [相関セット情報]ボタンをクリックします。
詳細情報フィールドに詳細情報が表示されます。
(b) コマンドによる実行履歴の詳細情報の取得
プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報(相関セット情報)を取得する手順を次に示します。
- アクセスするHCSCサーバを決定します。
- 次のコマンドを実行して検索します。
- where句を直接指定する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -where <where句>※ -table set
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- 注※
- 情報取得対象のプロセスインスタンスの条件を指定します。
- where句が記載されたファイルを使用する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -wherefile <where句が記載されたファイル名>※ -table set -encoding <エンコーディング名>
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- 注※
- 情報取得対象のプロセスインスタンスの条件を指定します。
- 実行したHCSCサーバ名称を条件に検索する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -table set -targetcsc <検索対象とするHCSCサーバ名>
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- (例)次の条件でコマンドを入力して,相関セット情報を取得します。
- 取得対象のプロセスID:J2EEServer_010209010042_XXXPurchaseRegisterService_1142479241203_760331597_2115
- アクセスするHCSCサーバ:HCSC
- コマンド
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc HCSC -wherefile sql_where.txt -table set
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- sql_where.txtの内容
ProcessID = 'J2EEServer_010209010042_XXXPurchaseRegisterService_1142479241203_760331597_2115'
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- 出力結果
cscpiselectコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscpiselect(プロセスインスタンスの検索)」を参照してください。
(2) 変数の詳細情報の取得
(a) 画面による実行履歴の詳細情報の取得
プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報(変数情報)を取得する手順を次に示します。
- プロセスインスタンスを検索します。
- 検索結果一覧から情報を取得するプロセスインスタンスの実行履歴を選択します。
- [変数情報]ボタンをクリックします。
詳細情報フィールドに詳細情報が表示されます。
- 変数型がStringまたはMessageの場合,該当する変数を選択して[変数値表示]ボタンをクリックします。
次の図に示すように,別ウィンドウに変数値の詳細情報が表示されます。
図6-1 変数情報の詳細表示画面
(b) コマンドによる実行履歴の詳細情報の取得
プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報(変数情報)を取得する手順を次に示します。
- アクセスするHCSCサーバを決定します。
- 次のコマンドを実行して検索します。
- where句を直接指定する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -where <where句>※1 -table {string|numeric|boolean|message}※2
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- 注※1
- 情報取得対象のプロセスインスタンスの条件を指定します。
- 注※2
- どれか1つを指定します。
- where句が記載されたファイルを使用する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -wherefile <where句が記載されたファイル名>※1 -table {string|numeric|boolean|message}※2 -encoding <エンコーディング名>
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- 注※1
- 情報取得対象のプロセスインスタンスの条件を指定します。
- 注※2
- どれか1つを指定します。
- 実行したHCSCサーバ名称を条件に検索する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -table {string|numeric|boolean|message} -targetcsc <検索対象とするHCSCサーバ名>
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変数情報は,変数ごとに別テーブルになっているため,変数の型が不明な場合は,すべてのテーブルを検索してください。
- (例)次の条件でコマンドを入力して,変数情報を取得します。
- 取得対象のプロセスID:J2EEServer_010210084218_商品手配_1237948143515_3919056788_140
- アクセスするHCSCサーバ:HCSC
- コマンド
- string変数情報を表示する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc HCSC -wherefile sql_where.txt -table string
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- numeric変数情報を表示する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc HCSC -wherefile sql_where.txt -table numeric
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- boolean変数情報を表示する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc HCSC -wherefile sql_where.txt -table boolean
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- message変数情報を表示する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc HCSC -wherefile sql_where.txt -table message
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- sql_where.txtの内容
ProcessID = 'J2EEServer_010210084218_商品手配_1237948143515_3919056788_140'
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- 出力結果
- string変数情報の場合
- numeric変数情報の場合
- boolean変数情報の場合
- message変数情報の場合
cscpiselectコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscpiselect(プロセスインスタンスの検索)」を参照してください。
(3) アクティビティの詳細情報の取得
- 注意
- ビジネスプロセスの定義でデータ変換アクティビティを定義した場合,実行履歴のアクティビティ種別は代入アクティビティとして出力します。
(a) 画面による実行履歴の詳細情報の取得
プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報(アクティビティ情報)を取得する手順を次に示します。
- プロセスインスタンスを検索します。
- 検索結果一覧から情報を取得するプロセスインスタンスの実行履歴を選択します。
- [アクティビティ情報]ボタンをクリックします。
詳細情報フィールドに詳細情報が表示されます。
(b) コマンドによる実行履歴の詳細情報の取得
プロセスIDを指定して,プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報(アクティビティ情報)を取得する手順を次に示します。
- アクセスするHCSCサーバを決定します。
- 次のコマンドを実行して検索します。
- where句を直接指定する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -where <where句>※ -table activity
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- 注※
- 情報取得対象のプロセスインスタンスの条件を指定します。
- where句が記載されたファイルを使用する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -wherefile <where句が記載されたファイル名>※ -table activity -encoding <エンコーディング名>
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- 注※
- 情報取得対象のプロセスインスタンスの条件を指定します。
- 実行したHCSCサーバ名称を条件に検索する場合
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -table activity -targetcsc <検索対象とするHCSCサーバ名>
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- (例)次の条件でコマンドを入力して,アクティビティ情報を取得します。
- 取得対象のプロセスID:J2EEServer_010210084218_商品手配_1237856438531_3676477500_139
- アクセスするHCSCサーバ:HCSC
- コマンド
cscpiselect -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc HCSC -wherefile sql_where.txt -table activity
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- sql_where.txtの内容
ProcessID = 'J2EEServer_010210084218_商品手配_1237856438531_3676477500_139'
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- 出力結果
cscpiselectコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscpiselect(プロセスインスタンスの検索)」を参照してください。
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