Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
次に示す場合の運用の流れについて説明します。
それぞれの場合に必要な操作の前提条件や手順については,以降の項で説明します。
運用する前に,次の作業を実施することを推奨します。
論理サーバの操作(HCSCサーバとの一括起動・停止,および状態の参照)をできるようにするため,HCSC-Manager定義ファイルのパラメタを次のように変更します。
cscmng.server.<HCSCサーバ名>.system=論理サーバ名
セキュリティを確保するため,リポジトリにアクセスしないようにします。
リポジトリのルートディレクトリを変更していない場合は,次のリポジトリにアクセスしないようにします。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\repository
リポジトリのルートディレクトリを変更した場合は,変更後のリポジトリにアクセス制御を実施してください。
1台のマシンに複数の運用環境を構築(環境変数CSCMNG_HOMEを設定)している場合は,次のリポジトリにアクセス制御を実施してください。
%CSCMNG_HOME%\repository
運用時の障害に備えて,運用環境の情報をバックアップします。バックアップした情報を,運用環境とは別のマシンで管理することによって,障害発生後,運用環境を復旧できます。バックアップはcscenvbackupコマンドを実行します。cscenvbackupコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscenvbackup(HCSC-Manager環境のバックアップ)」を参照してください。
システムを起動して運用を開始するには,次の図に示す流れに従って作業を実施する必要があります。
図5-1 運用を開始する場合の作業の流れ
システムの運用中,必要に応じて次の操作を実施できます。
必要に応じて,各状態・情報を参照できます。参照できる状態・情報は次のとおりです。参照方法については,「5.3.10 データベースの状態を確認する」以降の項で説明します。
なお,次に示す実行環境の構成要素およびHCSCサーバの状態は,定期的に確認する必要があります。
必要に応じてビジネスプロセスの定義情報をキャッシュできます。キャッシュ方法については,「5.3.20 ビジネスプロセスの定義情報をキャッシュする」の項で説明します。
必要に応じて,次の定義や構成などを変更できます。変更方法については,「5.3.21 HCSCサーバの定義を変更する」以降の項で説明します。
システムを停止して運用を終了するには,次の図に示す流れに従って作業を実施する必要があります。停止方法については,「5.3.33 標準受付を停止する」以降の項で説明します。
図5-2 運用を終了する場合の作業の流れ
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