Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
ビジネスプロセスのフォーマット定義およびデータ変換定義の定義情報のキャッシュについて次に説明します。
ビジネスプロセスをキャッシュするには,HCSCサーバが起動状態である必要があります。
HCSCサーバの状態の確認方法については,「5.3.15 HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。
ビジネスプロセスのフォーマット定義およびデータ変換定義の定義情報をキャッシュするには,運用環境でcscprecacheコマンドを実行します。cscprecacheコマンドを実行しなかった場合,フォーマット定義およびデータ変換定義はリクエスト処理時まで解析されないため,実行することを推奨します。
cscprecacheコマンドで実行できる処理を次に示します。
cscprecacheコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscprecache(フォーマット定義およびデータ変換定義の事前キャッシュ)」を参照してください。
cscprecacheコマンドの実行形式を次に示します。
cscprecache -csc <HCSCサーバ名> |
cscprecache -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスID> |
cscprecacheコマンドの実行結果は,コマンド実行後に解析要求を送信したかどうかによって,次の表のように異なります。
表5-5 cscprecacheコマンドの実行結果
コマンドの実行後の動作 | cscprecacheコマンドの実行結果 |
---|---|
解析要求を送信しないでコマンド実行結果を返した場合 |
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解析要求を送信してからコマンド実行結果を返した場合 |
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なお,保存されたキャッシュは,ビジネスプロセスが停止すると削除されます。
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