Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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2.3.2 HCSCサーバセットアップ定義ファイルを設定する

各HCSCサーバのセットアップ時に必要な情報は,HCSCサーバセットアップ定義ファイルに定義します。

<この項の構成>
(1) HCSCサーバセットアップ定義ファイルの作成
(2) 設定できるプロパティ

(1) HCSCサーバセットアップ定義ファイルの作成

HCSCサーバのセットアップ情報の設定は,J2SEのプロパティ形式のHCSCサーバセットアップ定義ファイルとして,次に示すディレクトリに格納されているサンプルファイルを利用して作成します。

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\templates\cscsvsetup.properties

(2) 設定できるプロパティ

HCSCサーバセットアップ定義ファイルに定義するプロパティを次に示します。

表2-7 HCSCサーバセットアップ定義ファイルに定義するプロパティ

分類 プロパティ名 内容 指定可否
データベースを使用してReliable Messagingを使用しない場合 データベースとReliable Messagingの両方を使用する場合 データベースとReliable Messagingの両方を使用しない場合
セットアップ構成関連 db-use データベースの使用有無 ONを設定,またはプロパティを省略 ONを設定,またはプロパティを省略 OFFを設定
rm-use Reliable Messagingの使用有無 OFFを設定 ONを設定,またはプロパティを省略 OFFを設定
hcscserver-data-filepath HCSCサーバのシステム管理情報の出力先
標準受付関連 request-ejb 標準の同期受付(SessionBean)の使用有無
request-soap 標準の同期受付(Webサービス)の使用有無
request-jms 標準の非同期受付(MDB(WS-R))の使用有無 OFFを設定 OFFを設定
request-jms.maxmessage 標準の非同期受付(MDB(WS-R))のキューの最大メッセージ数 × ×
request-dbq 標準の非同期受付(MDB(DBキュー))の使用有無 OFFを設定 OFFを設定
request-dbq.maxmessage 標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のキューの最大メッセージ数 × ×
request-jms-rdarea 標準の非同期受付(MDB(WS-R))のRDエリア名 × ×
request-dbq-rdarea 標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のRDエリア名 × ×
request-dbq-maxlen 標準の非同期受付(MDB(DBキュー))の最大メッセージ長 × ×
ユーザ定義受付関連 request-userdef-soap SOAPユーザ定義受付の使用有無
J2EE関連 naming-service-hostname ネーミングサービスのホスト名
naming-service-port ネーミングサービスのポート番号
Reliable Messaging関連 rm-systemname Reliable Messagingのシステム名 × ×
rm-displayname Reliable Messagingの表示名 × ×
DBコネクタ関連 dbcon-xadisplayname XATransaction用またはLocalTransaction用のDB Connectorの表示名 ×
dbcon-nodisplayname NoTransaction用DB Connectorの表示名 ×
データベース関連 dbtype 使用するデータベース種別 ×
jdbc-type JDBCドライバ種別 ×
jdbc-url JDBC用データベースURL ×
jdbc-dbhostname データベースのホスト名 ×
jdbc-dbconnectinfo データベースの接続情報 ×
db-character-sets データベース文字コード種別 ×
db-tbl-split-key 日付データによるテーブルのレンジ分割機能の使用有無 ×
db-tbl-split-corcheck-use 相関セットの重複チェック強化の有無 ×
ビジネスプロセスの状態の互換性 bp-status-compatible ビジネスプロセスの状態の互換性の使用有無
サービス呼出アクティビティの状態の互換性 bp-invoke-status-compatible サービス呼出アクティビティの状態の互換性有無
データベースのRDエリア(表領域)情報 cscserverinfo-tbl-area HCSC基本情報用テーブル領域 ×
server-trans-tbl-area 連携HCSC用テーブル領域 ×
location-tbl-area ロケーション用テーブル領域 ×
routing-tbl-area ルーティング用テーブル領域 ×
cv-tbl-area データ変換用テーブル領域 ×
exehistory-tbl-area 実行履歴情報テーブル領域 ×
exehistory-idx-area 実行履歴情報テーブルのインデクスを格納する領域 ×
process-tbl-area ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルを格納する領域 ×
process-idx-area ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルのインデクスを格納する領域 ×
activity-tbl-area ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルを格納する領域 ×
activity-idx-area ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルのインデクスを格納する領域 ×
link-tbl-area ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルを格納する領域 ×
link-idx-area ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルのインデクスを格納する領域 ×
correlationset-tbl-area ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルを格納する領域 ×
correlationset-idx-area ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルのインデクスを格納する領域 ×
string-variable-tbl-area ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルを格納する領域 ×
string-variable-idx-area ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域 ×
numeric-variable-tbl-area ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルを格納する領域 ×
numeric-variable-idx-area ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域 ×
boolean-variable-tbl-area ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルを格納する領域 ×
boolean-variable-idx-area ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域 ×
message-variable-tbl-area ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルを格納する領域 ×
message-variable-idx-area ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域 ×
message-variable-val-area ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのVariableValue列を格納する領域 ×
message-relation-tbl-area ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルを格納する領域 ×
message-relation-idx-area ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルのインデクスを格納する領域 ×
clusterinfo-tbl-area クラスタ情報を格納する領域 ×
haasyncadp-tbl-area クラスタ内で配備された非同期アダプタサービスIDを格納する領域 ×
sql-scriptfilename SQLスクリプトファイルパス ×
アクティビティインスタンスの最大数の互換性 activitynumber-maximum-compatible 1つのプロセスインスタンスで生成できるアクティビティインスタンスの最大数の互換性の使用有無
XML解析 xmlanalyze-mode XMLの解析モード

(凡例)
○:指定できます。
×:指定できません。

HCSCサーバセットアップ定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「HCSCサーバセットアップ定義ファイル」を参照してください。