Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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2.2.2 テーブル分割機能の使用有無

プロセスインスタンスの実行履歴を管理する場合,サービスプラットフォームでシステムを構築する前に,テーブル分割機能の使用有無と分割構成を明確にし,使用するデータベースを検討する必要があります。テーブル分割機能の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「7.3 HiRDBと連携した実行履歴の管理」を参照してください。

<この項の構成>
(1) テーブル分割機能の使用方法の検討
(2) テーブルの分割構成の検討
(3) HCSCサーバのセットアップ

(1) テーブル分割機能の使用方法の検討

テーブル分割機能と使用するデータベースの関係を次の表に示します。

表2-3 テーブル分割機能と使用するデータベースの関係

テーブル分割機能の使用方法 HiRDB Server Version 9 その他のDBMS
HiRDB/Single Server HiRDB/Parallel Server
日付データ(月)で分割する場合 ×
日付データ(月)で分割し,さらに複数のサーバに分散して管理する場合 × ×
テーブル分割機能を使用しない場合

(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。

注※
使用するにはHiRDB Advanced High Availability Version 9が必要です。

(2) テーブルの分割構成の検討

テーブル分割機能を使用する場合は,次の点を基に1か月当たりのデータ量(見込み値)を検討し,分割構成を決めてください。

(3) HCSCサーバのセットアップ

テーブル分割機能を利用する場合は,HCSCサーバセットアップ定義ファイルで次のように定義する必要があります。

db-tbl-split-key=MONTH
db-tbl-split-corcheck-use=ON
sql-scriptfilename=テーブル分割を定義したSQLスクリプトファイルのパス

注※
クラスタ内で1台目のHCSCサーバをセットアップする際に必要な定義です。
1台目のHCSCサーバセットアップ時にテーブル分割機能の対象となるテーブル,インデクス,およびビュー表の作成が完了するため,2台目以降のHCSCサーバセットアップ時にはSQLスクリプトファイルの設定は必須ではありません。
SQLスクリプトファイルの詳細については,「付録D.2(2) RDエリア名または表領域名の変更」を参照してください。

HCSCサーバセットアップ定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「HCSCサーバセットアップ定義ファイル」を参照してください。