Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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2.1.7 アンインストール

Service Platform,および構成ソフトウェアについて,アンインストールの対象とアンインストール方法を説明します。

<この項の構成>
(1) アンインストールする前に
(2) Service Platformのアンインストール

(1) アンインストールする前に

Service Platform,およびService Platformの構成ソフトウェアであるService Coordinatorをアンインストールする前に知っておかなければならない内容と,アンインストールする前に行う作業について説明します。

(a) 対象となるファイルおよびディレクトリ

通常インストーラで作成したファイル,ディレクトリだけが削除されます。削除対象のディレクトリ配下にファイルを作成した場合は,アンインストール時に削除されるため注意してください。

ただし,<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSCの次に示すディレクトリ下にファイルが存在する場合,ディレクトリは削除されません。

表2-1 アンインストールで削除されない<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC下のファイル

ファイルが削除されないディレクトリ 左記ディレクトリのうち削除されないファイル
config adpfop サブディレクトリtemplatesの配下のファイルは削除されます。
common
ftprecp サブディレクトリtemplatesの配下のファイルは削除されます。
mail
manager
msg Windows版のcmdconf.bat,UNIX版のcmdconfは削除されない場合があります。
custom-adapter Command\config サブディレクトリtemplatesの配下のファイルは削除されます。
File\config
FTP\config
FTP\log
HTTP\config サブディレクトリtemplatesの配下のファイルは削除されます。
HTTP\config\common
MQ\config サブディレクトリtemplatesの配下のファイルは削除されます。
OA\config 次のファイルは削除されます。
  • templatesの配下のファイル
  • adpoacmd.properties
  • wrappercode.properties
  • wrappertype.properties
OA\log
SFTP\config サブディレクトリtemplatesの配下のファイルは削除されます。
TP1\config
custom-reception fileevent\config サブディレクトリtemplatesの配下のファイルは削除されます。
inbound-adapter ftp\config 次のファイルは削除されます。
  • サブディレクトリcommandの配下のファイル
  • サブディレクトリFTP_Inbound_Resource_Adapterのlog4j.xml
  • サブディレクトリFTP_Inbound_Resource_Adapterのserverstatus.properties
  • サブディレクトリtemplateの配下のファイル
  • サブディレクトリ[リソースアダプタ名]と配下のファイル
ftp\logs
log
repository
spool Command
fileevent
ftp
userlib codetables
customfunc

(凡例)
−:該当なし(すべて削除される)

注※
Windows版の場合,Service Coordinator 01-50以前のバージョンから,Service Coordinator 01-60以降のバージョンに更新インストールでアップグレードしたあとにアンインストールすると,<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\msg\cmdconf.batが削除されます。そのため,アンインストールしたあとで,再度インストールしてシステムを構築する場合は,cmdconf.batに設定した内容を再設定する必要があります。
なお,Service Coordinator 01-60以降のバージョンを新規インストールしたあとにアンインストールした場合は,<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\msg\cmdconf.batは削除されません。

また,次のディレクトリ配下のファイルについては,インストール後に製品によって作成されますが,アンインストール時に削除されます。

(b) アンインストールする前に行う作業

Service Coordinatorをアンインストールする前に,次の作業を実施する必要があります。

システムのアンセットアップ
システムをアンセットアップします。システムをアンセットアップしないでアンインストールすると,データベースのテーブル,J2EEサーバのJ2EEアプリケーションおよびReliable Messagingのキューが削除されずに残ってしまいます。
システムのアンセットアップ方法については,「3.3 システムのアンセットアップ」を参照してください。

J2EEサーバおよびManagement Serverの停止
J2EEサーバおよびManagement Serverを停止します。
J2EEサーバの停止方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「11.11.7 J2EEサーバの停止」を参照してください。Management Serverの停止方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「3.1.3 システムを停止する(GUI利用時)」を参照してください。

(2) Service Platformのアンインストール

Service Platformのアンインストール手順については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「3.3 システム環境のアンセットアップとApplication Serverのアンインストール」を参照してください。アンインストール上の注意事項については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録J インストールおよびアンインストールするときの注意事項」を参照してください。なお,アンインストール手順の製品名「Application Server」は,「Service Platform」と読み替えてください。