HTTP受付の設定例（パススルーモードの場合）

Cosminexus V9 BPM/ESB基盤サービスプラットフォーム開発ガイド受付・アダプタ定義編

付録F.2　HTTP受付の設定例（パススルーモードの場合）

(1)　設定例の概要

この設定例で使用する構成と処理の流れについて説明します。

設定例の構成を次の図に示します。

図F-3　設定するシステムの構成（パススルーモードの場合）

[図データ]

パススルーモードでは，HTTP受付の要求電文（XML）をWebブラウザで直接指定してビジネスプロセスを呼び出します。

(2)　HTTP受付の電文フォーマットの作成

(3)　HTTP受付の追加

(4)　HTTP受付の定義

(a)　ユーザ定義受付定義画面（基本）の設定

「付録F.1(4)(a) ユーザ定義受付定義画面（基本）の設定」と同様の設定内容です。

(b)　HTTPレスポンスヘッダ定義ファイルの編集

「付録F.1(4)(b) HTTPレスポンスヘッダ定義ファイルの編集」と同様の手順です。

(c)　HTTP受付定義ファイルの編集

「付録F.1(4)(c) HTTP受付定義ファイルの編集」と同様の手順です。ただし，パススルーモードでは，HTTP受付定義ファイルのhttprecp.switchover.pass-through.modeプロパティにtrueを指定します。設定例を示します。

 
#urecp-http.context-root=
#urecp-http.max-threads=10
#urecp-http.exclusive-threads=0
#urecp-http.queue-size=8192
#urecp-http.pooled-instance.minimum=0
#urecp-http.pooled-instance.maximum=0
#urecp-http.ejb-transaction-timeout=0
httprecp.switchover.pass-through.mode=true
httprecp.http.charset=UTF-8
httprecp.response.header.filename=cscurecphttp_header.properties
#httprecp.system-exception.status-code=500
#httprecp.response.generate.content-length=true

(5)　ビジネスプロセスの定義

(6)　HTTP受付の呼び出し

パススルーモードでは，HTTP受付の要求電文（XML）をWebブラウザで直接指定します。ここでは次のHTML（POSTメソッド）を使用して呼び出します。

次のHTMLファイルを作成してWebブラウザで表示します。

sample.html

 
<html>
  <head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8">
</head>
  <body>
    <form method="POST" action="http://localhost/rcp1/calculateDistance">
      <label>パススルーモード： URL = http://localhost/rcp1/calculateDistance</label><br>
      <textarea name=msg rows=15 cols=140 wrap=soft>要求電文(XML)を入力してください。</textarea><br>
      <input type="submit" value="POSTで実行" />
    </form>
  </body>
</html>

Webブラウザの表示結果

入力エリアにHTTP受付の要求電文を入力します。
ここでは，標準モードで使用したビジネスプロセスをそのまま使用するため，「付録F.1(2) HTTP受付の電文フォーマットの作成」で定義した標準モード用の要求電文をそのまま指定します。

 
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<hrc:http-body-request
 xmlns:hrc="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/http/request"
 xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
 xsi:schemaLocation="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/http/request urecp_http_body_request.xsd ">
  <hrc:parameter>
    <hrc:kilometers_per_hour>80</hrc:kilometers_per_hour>
    <hrc:hours>25</hrc:hours>
  </hrc:parameter>
</hrc:http-body-request>

［POSTで実行］ボタンをクリックします。
Webブラウザに実行結果が表示されます。実行結果を次に示します。

付録F.2 HTTP受付の設定例（パススルーモードの場合）

(1) 設定例の概要

(2) HTTP受付の電文フォーマットの作成

(3) HTTP受付の追加

(4) HTTP受付の定義

(a) ユーザ定義受付定義画面（基本）の設定

(b) HTTPレスポンスヘッダ定義ファイルの編集

(c) HTTP受付定義ファイルの編集

(5) ビジネスプロセスの定義

(6) HTTP受付の呼び出し