Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編

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2.7.4 ファイルイベント受付を追加する

ファイルイベント受付を新規に追加する手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。
    [ビューの表示]ダイアログが表示されます。
  2. [HCSC-Definer]−[HCSCTEビュー]を選択し,[開く]ボタンをクリックします。
    ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。
  3. ツリービューのビジネスプロセスで右クリックして「ユーザ定義受付追加」を選択します。
    受付種別選択ウィザードが表示されます。
  4. 受付種別のドロップダウンリストから「ファイルイベント受付」を選択します。
    [次へ]ボタンをクリックすると,ファイルイベント受付の追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。
  5. [受付名]を指定します。
    ファイルイベント受付の名称を1〜40バイトで指定します。
  6. [終了]ボタンをクリックします。
    [終了]ボタンをクリックすると,必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。ユーザ定義受付画面(基本)が表示されます。
  7. ファイルイベント受付の定義情報を設定します。
    ファイルイベント受付の設定項目について次の表に示します。

    表2-27 ファイルイベント受付のユーザ定義受付定義画面(基本)の設定項目

    分類 項目 設定内容 設定
    ユーザ定義受付情報 受付名 設定した受付名が表示されます。
    受付ID 受付IDが表示されます。必要に応じて変更します。
    デフォルトオペレーション名 「FileEvent」で固定です。
    オペレーション 「FileEvent」で固定です。
    オペレーション情報 通信モデル 「同期」または「非同期」を設定します。
    要求電文 [any型を使う]チェックボックス チェックしません。
    受付 電文フォーマット urecp_fileevent_request.xsdが指定されています。
    サービス部品 [使う]チェックボックス チェックしません。
    応答電文 [any型を使う]チェックボックス チェックしません。
    受付 電文フォーマット urecp_fileevent_response.xsdが指定されています。
    サービス部品 [使う]チェックボックス チェックしません。

    (凡例)
    ◎:必ず設定します。
    −:該当しません。

    注※
    通信モデルで「非同期」を指定した場合,応答電文は使用できないため非活性になり,設定できません。

  8. ユーザ定義受付(詳細)タブをクリックします。
    ユーザ定義受付定義画面(詳細)が表示されます。
  9. ファイルイベント受付の定義情報を設定します。
    ファイルイベント受付の設定項目について次の表に示します。

    表2-28 ファイルイベント受付のユーザ定義受付定義画面(詳細)の設定項目

    分類 項目 設定内容 設定
    ユーザ定義受付制御情報 独自定義ファイル 次の独自定義ファイルが設定されていることを確認します。
    • cscurecpfileevent.properties※1
    EARファイル 次のEARファイルが設定されていることを確認します。
    • cscmsg_urecp_fileevent.ear※2
    ×

    (凡例)
    ◎:必ず設定します。
    ×:表示されている内容を確認します。

    注※1
    設定されているcscurecpfileevent.propertiesはテンプレートファイルです。必要に応じてcscurecpfileevent.propertiesを選択して[編集]ボタンをクリックし,独自定義ファイルの内容を修正してください。cscurecpfileevent.propertiesの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「ファイルイベント受付定義ファイル」を参照してください。

    注※2
    ファイルの格納先ディレクトリは「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-reception\fileevent\lib」です。