Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編
ファイルイベント受付の要求電文および応答電文の電文フォーマットは,サービスプラットフォームが提供するスキーマを使用します。そのため,電文フォーマットの定義ファイルの作成は不要です。
ファイルイベント受付で使用する電文フォーマットの種類,および内容について説明します。
ファイルの格納場所は「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-reception\fileevent\schema」です。
ファイルイベント受付がビジネスプロセスを呼び出すときに,ビジネスプロセスへ渡す要求電文のフォーマットを次に示します。この電文フォーマットのファイル名は「urecp_fileevent_request.xsd」です。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/fileevent/request」です。
表2-25 ファイルイベント受付の要求電文フォーマット
タグ名 | 種別 | 出現回数 | 説明 | |
---|---|---|---|---|
<request> | − | 1回 | − | |
|
<common-folder-def-name> | string | 1回 | 取得対象ファイルが格納されている共通フォルダの定義名です。 |
<sub-folder> | string | 0または1回 | 共通フォルダのサブフォルダです。 ファイルイベント受付定義ファイルのurecp-fileevent.sub-folderプロパティが設定されている場合に値が設定されます。 urecp-fileevent.sub-folderプロパティが設定されていない場合は,要素は出現しません。 |
|
<file-name> | string | 1回 | 取得対象ファイル名です。 共通フォルダを監視する場合は,監視対象はリネーム後のファイル名です。 リネーム後のファイル名については,詳細はマニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「9.1.2 監視対象のファイルの状態管理機能」を参照してください。 |
|
<file-size> | long | 1回 | 取得対象ファイルのファイルサイズです。 |
ファイルイベント受付の応答電文のフォーマットを次に示します。この電文フォーマットのファイル名は「urecp_fileevent_response.xsd」です。名前空間は,「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/fileevent/response」です。
表2-26 ファイルイベント受付の応答電文フォーマット
タグ名 | 種別 | 出現回数 | 説明 | |
---|---|---|---|---|
<response> | − | 1回 | − | |
|
<message> | string | 0または1回 | ビジネスプロセスの終了状態を示すメッセージです。タグの設定値をファイルイベントトレースの付加情報に出力します。 |
<success> | boolean | 0または1回 | ビジネスプロセスの終了状態を示すフラグです。 次のどちらかを指定します。
なお,タグの設定値によって,ファイルイベントトレースの出力内容が変わります。ファイルイベントトレースについては,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.7.12 ファイルイベント連携システムでの障害対策」を参照してください。 |
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