Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編

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2.4.4 FTP受付を追加する

FTP受付を新規に追加する手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。
    [ビューの表示]ダイアログが表示されます。
  2. [HCSC-Definer]−[HCSCTEビュー]を選択し,[開く]ボタンをクリックします。
    ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。
  3. ツリービューのビジネスプロセスで右クリックして「ユーザ定義受付追加」を選択します。
    受付種別選択ウィザードが表示されます。
  4. 受付種別のドロップダウンリストから「FTP受付」を選択します。
    [次へ]ボタンをクリックすると,FTP受付の追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。
  5. [受付名]を指定します。
    FTP受付の名称を1〜40バイトで指定します。
  6. [終了]ボタンをクリックします。
    [終了]ボタンをクリックすると,必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。サービスアダプタ定義画面(基本)が表示されます。
  7. FTP受付の定義情報を設定します。
    FTP受付の設定項目について次の表に示します。

    表2-9 FTP受付のユーザ定義受付定義画面(基本)の設定項目

    分類 項目 設定内容 設定
    ユーザ定義受付情報 受付名 設定した受付名が表示されます。
    受付ID 受付IDが表示されます。必要に応じて変更します。
    デフォルトオペレーション名 デフォルトで呼び出すオペレーションを選択します。
    オペレーション 次の中から使用するオペレーションを追加します。
    • PUT:FTPクライアントからFTPサーバへファイルを転送する
    • GET:FTPサーバからFTPクライアントへファイルを転送する
    • GETINFO:FTPサーバの情報を取得し,FTPクライアントへ送付する
    オペレーション情報 通信モデル 「同期」を設定します。
    要求電文 受付 電文フォーマット [オペレーション]の設定に応じて,次の要求電文用フォーマット定義ファイルが設定されています。
    • PUTの場合:urecp_ftp_put_request.xsd
    • GETの場合:urecp_ftp_get_request.xsd
    • GETINFOの場合:urecp_ftp_getinfo_request.xsd
    ×
    サービス部品 [使う]チェックボックス 必要に応じてチェックします。
    データ変換定義 サービス部品の電文フォーマットを指定した場合に,受付からサービス部品への要求電文のデータ変換定義を設定します。
    応答電文 受付 電文フォーマット [オペレーション]の設定に応じて,次の応答電文用フォーマット定義ファイルが設定されています。
    • PUTの場合:urecp_ftp_put_response.xsd
    • GETの場合:urecp_ftp_get_response.xsd
    • GETINFOの場合:urecp_ftp_getinfo_response.xsd
    ×
    サービス部品 [使う]チェックボックス 必要に応じてチェックします。
    データ変換定義 サービス部品の電文フォーマットを指定した場合に,サービス部品から受付への応答電文のデータ変換定義を設定します。

    (凡例)
    ◎:必ず設定します。
    ○:任意で設定します。
    ×:表示されている内容を確認します。

    注※
    ファイルの格納先ディレクトリは「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\schema\ftprecp」です。

    上記以外のユーザ定義受付定義画面の設定項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.6 ユーザ定義受付定義画面」を参照してください。
  8. ユーザ定義受付(詳細)タブをクリックします。
    ユーザ定義受付定義画面(詳細)が表示されます。
  9. FTP受付の定義情報を設定します。
    FTP受付の設定項目について次の表に示します。

    表2-10 FTP受付のユーザ定義受付定義画面(詳細)の設定項目

    分類 項目 設定内容 設定
    ユーザ定義受付制御情報 独自定義ファイル 次の独自定義ファイルが設定されていることを確認します。
    • cscurecpftp.properties※1
    EARファイル 次のEARファイルが設定されていることを確認します。
    • cscmsg_urecp_ftp.ear※2
    ×

    (凡例)
    ○:任意で設定します。
    ×:表示されている内容を確認します。

    注※1
    設定されているcscurecpftp.propertiesはテンプレートファイルです。必要に応じてcscurecpftp.propertiesを選択して[編集]ボタンをクリックし,独自定義ファイルの内容を修正してください。プロパティファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「FTP受付定義ファイル」を参照してください。

    注※2
    ファイルの格納先ディレクトリは「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\lib」です。