Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編

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2.3.2 TP1/RPC受付を追加する

TP1/RPC受付を新規に追加する手順を次に示します。

  1. ツリービューのサービス定義一覧で,TP1/RPC受付を追加するサービス(ビジネスプロセス)を選択して,右クリックします。
    サービス一覧のポップアップメニューが表示されます。
  2. ポップアップメニューから[ユーザ定義受付追加]を選択します。
    受付種別選択ウィザードが表示されます。
  3. [受付種別]のドロップダウンリストから,[TP1/RPC受付]を選択します。
    [次へ]ボタンをクリックすると,TP1/RPC受付の追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。
  4. [受付名]を指定します。
    TP1/RPC受付の名称を1〜40バイトで指定します。
  5. [終了]ボタンをクリックします。
    TP1/RPC受付がビジネスプロセスに追加され,ユーザ定義受付定義画面が表示されます。
    ユーザ定義受付定義画面の詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.6 ユーザ定義受付定義画面」を参照してください。
  6. TP1/RPC受付の定義情報を設定します。
    TP1/RPC受付の設定項目について次の表に示します。

    表2-1 TP1/RPC受付のユーザ定義受付定義画面(基本)の設定項目

    分類 項目 設定内容 設定
    ユーザ定義受付情報 受付名 設定した受付名が表示されます。
    受付ID 受付IDが表示されます。必要に応じて変更します。
    デフォルトオペレーション名 デフォルトで呼び出すオペレーションを選択します。
    オペレーション 任意のオペレーションを追加します。
    オペレーション情報 通信モデル 「同期」を設定します。
    要求電文 [any型を使う]チェックボックス チェックしません。
    受付 電文フォーマット サービスリクエスタからTP1/RPC受付が受け取る要求電文のバイナリフォーマット定義ファイル(拡張子:.fdx)を指定します。
    サービス部品 電文フォーマット TP1/RPC受付からサービスアダプタに渡すサービス電文のXMLフォーマット定義ファイル(拡張子:.xsd)を指定します。
    バイナリフォーマット定義ファイルからXMLフォーマット定義ファイルに変換する場合は,要求電文のバイナリフォーマット定義ファイルからcscdfx2xsdコマンドを使用して生成したXMLフォーマット定義ファイルを指定します。
    データ変換定義 受付からサービス部品への要求電文のデータ変換定義を設定します。
    応答電文 [any型を使う]チェックボックス チェックしません。
    受付 電文フォーマット TP1/RPC受付からサービスリクエスタに渡す応答電文のバイナリフォーマット定義ファイル(拡張子:.fdx)を指定します。
    サービス部品 電文フォーマット サービスアダプタからTP1/RPC受付が受け取るサービス電文のXMLフォーマット定義ファイル(拡張子:.xsd)を指定します。
    XMLフォーマット定義ファイルからバイナリフォーマット定義ファイルに変換する場合は,応答電文のバイナリフォーマット定義ファイルからcscdfx2xsdコマンドを使用して生成したXMLフォーマット定義ファイルを指定します。
    データ変換定義 サービス部品から受付への応答電文のデータ変換定義を設定します。

    (凡例)
    ◎:必ず設定します。
    −:該当しません。

  7. ユーザ定義受付(詳細)タブをクリックします。
    ユーザ定義受付定義画面(詳細)が表示されます。
  8. TP1/RPC受付の定義情報を設定します。
    TP1/RPC受付の設定項目について次の表に示します。

    表2-2 TP1/RPC受付のユーザ定義受付定義画面(詳細)の設定項目

    分類 項目 設定内容 設定
    ユーザ定義受付制御情報 独自定義ファイル 次の独自定義ファイルが設定されていることを確認します。
    • cscurecptp1rpc.properties※1
    EARファイル 次のEARファイルが設定されていることを確認します。
    • cscmsg_urecp_tp1rpc.ear※2
    ×

    (凡例)
    ◎:必ず設定します。
    ×:表示されている内容を確認します。

    注※1
    設定されているcscurecptp1rpc.propertiesはテンプレートファイルです。cscurecptp1rpc.propertiesを選択して[編集]ボタンをクリックし,独自定義ファイルの内容を修正してください。プロパティファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「TP1/RPC受付定義ファイル」を参照してください。

    注※2
    ファイルの格納先ディレクトリは「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\lib」です。