Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編
JSON-XML変換API変換定義で,JSON-XML変換APIの変換動作を設定することができます。変換動作を設定する場合は,次に示すJsonXmlConverterPropertyクラスを使用します。
JSON-XML変換APIの詳細については,「11.2.3 JSON-XML変換APIの詳細」を参照してください。
メソッド名とデフォルト値を次に示します。JSON形式からXML形式に変換する際の変換動作を変更できます。
表11-17 JSON-XML変換の変更可能な動作と対応するメソッド名およびデフォルト値
項番 | メソッド名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | setArrayName | csc-array | csc-array要素の要素名を変更できます。 |
2 | setElementName | csc-element | csc-element要素の要素名を変更できます。 |
3 | setSimpleElementName | csc-simple | csc-simple要素の要素名を変更できます。 |
4 | setObjectName | csc-object | csc-object要素の要素名を変更できます。 |
5 | setTypeIncludeEnabled | false | JSON形式データの種別を,XML形式データの属性に含めるかどうかを設定できます。 |
各メソッドの詳細を次に示します。(1)〜(5)と表の項番1〜5は対応しています。
NCName書式の値で任意の名称を設定できます。配列から始まるJSON形式データをXML形式データに変換する際に使用される,csc-array要素の要素名です。
NCName書式の値で任意の名称を設定できます。JSONの配列をXMLに変換する際に使用される,csc-element要素の要素名です。変換後の要素名は,「設定値+アンダーバー(_)+親要素名」となります。
NCName書式の値で任意の名称を設定できます。JSONの配列をXMLに変換する際に使用される,csc-simple要素の要素名です。
NCName書式の値で任意の名称を設定できます。オブジェクトから始まるJSON形式データをXML形式データに変換する際に使用される,csc-object要素の要素名です。
JSONの「文字列型」などのデータ種別を,変換後のXMLの属性に含めるかどうかの設定を変更できます。デフォルトでは,JSONのデータ種別をXMLの属性に含めません。JSONのデータ種別,および変換後のXMLに設定される属性を次の表に示します。
表11-18 JSONのデータ種別とXMLの属性の対応表
JSONのデータ種別 | XMLの属性 |
---|---|
オブジェクト | class="object" |
配列 | class="array" |
文字列 | type="string" |
数値 | type="number" |
boolean | type="boolean" |
JSONのデータ種別をXMLの属性に含める場合の変換例を,次の図に示します。
図11-9 JSONのデータ種別をXMLの属性に含める場合の変換例
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