Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

9.5.3 変数の更新

変数ビューに表示された変数の値を変更し,ビジネスプロセスに反映します。

変数の型ごとに入力できる値の範囲を次の表に示します。

表9-5 変数の型ごとに入力できる値の範囲

変数の型 値の範囲
numeric型 java.lang.DoubleのvalueOf(java.lang.String)メソッドで解釈できる値(例:+1,3.14,1e-2d)
boolean型 trueまたはfalse
string型 任意の文字列(例:15インチLCDディスプレイ)
メッセージ型※1
  • XML型の場合
    任意のXML(例:<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><message>Hello</message>)
  • non-XML型の場合※2
    任意のバイナリデータ(例:Hello)
  • any型の場合※2
    任意の形式

注※1
メッセージ型の変数を更新すると,XMLの文字コードは必ずUTF-8になります(UTF-8以外の文字コードを指定してもUTF-8に変換されます)。

注※2
変数の型がnon-XML型およびany型の場合,値は16進数表記で入力してください。

変数の更新には,[値の設定]ダイアログで更新する方法,変数ビューの入力フィールドから更新する方法,および変数ビューの[値]セルから更新する方法があります。

変数を更新する手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) [値の設定]ダイアログで更新する場合
(2) 変数ビューの入力フィールドから更新する場合
(3) 変数ビューの[値]セルから更新する場合

(1) [値の設定]ダイアログで更新する場合

  1. 変数ビューから更新する変数を右クリックし,[値の変更]を選択します。
    [値の設定]ダイアログが表示されます。[値の設定]ダイアログに表示される内容は,メッセージ型の場合とメッセージ型以外の場合とで異なります。それぞれの場合の[値の設定]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.5.3 値の設定ダイアログ」を参照してください。
  2. [値の設定]ダイアログの入力フィールドに値を入力します。
    変数の型がメッセージ型の場合,[保存]ボタンをクリックすることで,入力中の変数の値をファイルに保存できます。また,[読み込み]ボタンをクリックすることで,ファイルに保存した変数の値を入力フィールドに読み込めます。
  3. [OK]ボタンをクリックします。
    入力した変数の値がビジネスプロセスに反映されます。更新した変数のセルが黄色で表示されます。

(2) 変数ビューの入力フィールドから更新する場合

  1. 変数ビューから更新する変数を選択します。
    変数ビューの下部の入力フィールドに,選択した変数の値が表示されます。
  2. 入力フィールドに値を入力します。
  3. 次のどちらかの方法で変数を更新します。
    • [Ctrl]キー+[S]キーを押す
    • 右クリックし,[値の代入]を選択する
    入力した変数の値がビジネスプロセスに反映されます。更新した変数のセルが黄色で表示されます。

(3) 変数ビューの[値]セルから更新する場合

  1. 変数ビューから,更新する変数の[値]セルを選択します。
  2. [値]セルに値を入力します。
  3. [Enter]キーを押します。
    入力した変数の値がビジネスプロセスに反映されます。更新した変数のセルが黄色で表示されます。