Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

4.5.4 バイナリフォーマット定義ファイルの生成方法

COBOL登録集原文ファイルからのバイナリフォーマット定義ファイルの生成機能を利用したデータ変換の操作の流れを次に示します。

図4-8 データ変換の操作の流れ

[図データ]

データ変換に関する操作について次に説明します。

<この項の構成>
(1) 新規ファイルウィザードの起動
(2) 変換するファイルの指定
(3) データ項目の設定
(4) 出力ファイルの設定

(1) 新規ファイルウィザードの起動

新規ファイルウィザードの起動方法について説明します。

  1. 次のどちらかの方法で新規ファイルウィザードを開きます。
    • Eclipseのメニューから[ファイル]−[新規]−[その他]を選択します。
    • パッケージ・エクスプローラーで任意の場所を右クリックし,[新規]−[その他]を選択します。
  2. 新規ファイルウィザードで,[HCSCTEフォーマット定義]−[バイナリフォーマット定義ファイル (COBOL登録集原文からの変換)]を選択します。
  3. [次へ]ボタンをクリックします。
    [COBOL登録集原文設定ページ]に進みます。

(2) 変換するファイルの指定

変換するCOBOL登録集原文ファイルの指定方法について説明します。

  1. [COBOL登録集原文設定ページ]で[参照]ボタンをクリックし,変換するCOBOL登録集原文ファイルを指定します。
  2. [PICTURE句の通貨編集文字]に,使用するPICTURE句の通貨編集文字を指定します。
    PICTURE句の通貨編集文字に指定できる文字については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.3.10 COBOL登録集原文からの変換ダイアログ」を参照してください。
  3. [基本項目の文字コード]で,COBOL登録集原文ファイルの英数字項目などで使用している文字コードを選択します。
  4. [2進形式のエンディアン]で,ビッグエンディアンまたはリトルエンディアンのどちらかを選択します。
  5. [次へ]ボタンをクリックします。
    COBOL登録集原文ファイルが変換され,[データ項目設定ページ]に進みます。変換中にエラーが発生した場合は,エラーメッセージが表示されます。

(3) データ項目の設定

データ項目の設定方法について説明します。

  1. 変換後のバイナリフォーマット定義ファイルの要素名を変更する場合は,[データ項目設定ページ]で[別名]のセルを選択し,任意の名称を入力します。
    指定した名称に誤りがある場合は,ページ上部にメッセージが表示されます。[別名]に指定できる文字については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.3.10 COBOL登録集原文からの変換ダイアログ」を参照してください。
  2. [次へ]ボタンをクリックします。
    [出力ファイル設定ページ]に進みます。
    [戻る]ボタンをクリックすると,設定した内容を破棄するかを確認するメッセージが表示されます。[COBOL登録集原文設定ページ]に戻ってCOBOL登録集原文ファイルを指定し直す場合は,[OK]ボタンをクリックします。

(4) 出力ファイルの設定

出力ファイルの設定方法について説明します。

  1. [出力ファイル設定ページ]のツリービューから出力先のフォルダを指定します。
    [出力ファイル設定ページ]の詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.3.10 COBOL登録集原文からの変換ダイアログ」を参照してください。
  2. [フォーマット名]に,バイナリフォーマット定義ファイルのフォーマット名を入力します。
  3. [終了]ボタンをクリックします。
    変換後のバイナリフォーマット定義ファイルが出力され,バイナリフォーマット定義エディタが起動されます。ファイル出力中は,画面下部にプログレスバーが表示されます。

参考
変換後のバイナリフォーマット定義ファイルは,バイナリフォーマット定義エディタで直接作成されたファイルと同様に,バイナリフォーマット定義エディタで編集することができます。バイナリフォーマット定義エディタの詳細は,「4.4.1 バイナリフォーマット定義ファイルのデータ型と文字コードの種類」を参照してください。