Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編
Code Converterの機能を使用してコード変換機能を拡張する場合の手順を説明します。
ユーザ固有の外字マッピングなどのユーザマッピングテーブルを,Code Converterを使用して作成し,サービスプラットフォームに組み込めます。
ユーザマッピングテーブルを作成する場合には,次のCode Converter製品が必要になります。
ユーザマッピングテーブル作成の手順は,マニュアル「Code Converter for Java」を参照してください。
実行環境に必要なユーザマッピングテーブルを組み込むための設定について説明します。
ユーザマッピングテーブルを組み込む手順を次に示します。
接続するシステムごとで外字マッピングが異なるなど,1つの文字コードに対してユーザマッピングテーブルが複数必要な場合は,コード変換テーブルの格納パスをデフォルトから切り替えることで,バイナリフォーマット定義ファイルごとにコード変換テーブルの格納パスを設定できます。
コード変換テーブルの格納パスは,コード変換テーブル格納パスのルートパスとコード変換テーブル格納パスの格納ディレクトリ名を組み合わせて生成されます。
デフォルトから切り替えたコード変換テーブルの格納パスのディレクトリに,作成したユーザマッピングテーブルを格納します。
コード変換テーブルを切り替える手順を次に示します。
サービスプラットフォームにインストール済みのCode Converterを,単体版のCode Converterに入れ替えることで文字コード変換機能を拡張できます。
以降で,単体版のCode Converterへ入れ替える手順を説明します。
JARの組み込み手順を,次に示します。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\lib\external\codeconv.jar
コード変換テーブルの格納パスを設定するには,<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<J2EEサーバ名>\usrconf.propertiesに,次に示すパスを追加してください。
csc.dt.codetablepath=<Code Converterのインストールディレクトリ>/table
単体版のCode Converterインストール直後のtableディレクトリには,サービスプラットフォームが実行するコード変換に必要な変換テーブルファイル(guniuni.tbl)が含まれていません。そのため,コード変換テーブルのパスを設定する場合は,tableディレクトリに次に示すファイルを必ずコピーしてください。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\lib\external\table\guniuni.tbl
「(1)(a) 1つの文字コードに対して,ユーザマッピングテーブルが1種類の場合」で示したユーザマッピングテーブルを利用する場合は,tableディレクトリを<Code Converterのインストールディレクトリ>/tableに読み替えてください。
Code Converterのコードマッピングユティリティ,および変換テーブルファイル(guniuni.tbl)の詳細は,マニュアル「Code Converter for Java」を参照してください。
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