Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス
- VISInit();
これはデフォルトのコンストラクタです。
- VISInit(
CORBA::Long init_priority);
このコンストラクタは,指定した優先度でVISInitから派生したオブジェクトを生成します。優先度の指定によって,このオブジェクトをほかのVISInit派生オブジェクトより先に初期化したり,あとに初期化したりできます。
ユーザ定義クラスより先に初期化する必要のあるBorland Enterprise Server VisiBroker内部クラスの優先度には,負の値が使用されています。現在,Borland Enterprise Server VisiBroker内部クラスの優先度に使用されている値のうちで最も小さい値は-10です。
- 注
- ユーザ定義クラスをBorland Enterprise Server VisiBroker内部クラスより先に初期化したい場合は,優先度に-10より小さい値を設定する必要があります。ただし,その時点ではVisiBrokerは初期化されていないため,VisiBrokerの機能は使用できません。
デフォルトコンストラクタを使用した場合の優先度は0です。
- init_priority
このオブジェクトの初期化優先度。負の値を指定すると優先度が高くなり,正の値を指定すると優先度が低くなります。
- virtual void ORB_init(
int& argc, char * const *argv, CORBA::ORB_ptr orb);
このメソッドは,VisiBroker ORBが初期化された際に呼び出されます。使用するクライアント側インタセプタファクトリの初期化に応じて,実装する必要があります。
- argc
引数のカウント
- argv
引数ポインタの配列
- orb
初期化されるVisiBroker ORB
- virtual void ORB_initialized(
CORBA::ORB_ptr orb);
このメソッドは,VisiBroker ORBが初期化されたあとに呼び出されます。使用するクライアント側インタセプタファクトリの初期化に応じて,実装する必要があります。
- virtual void ORB_shutdown()
このメソッドは,VisiBroker ORBがシャットダウンされる際に呼び出されます。
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