Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス

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29.5 Messaging::RebindPolicy

 
class Messaging::RebindPolicy : public virtual CORBA::Policy,
                                public virtual CORBA::Object
 

Borland Enterprise Server VisiBrokerのRebindPolicyのインプリメンテーションは,orbos/98-05-05 Messaging Specificationに完全に準拠したインプリメンテーションです。また,Borland Enterprise Server VisiBrokerでは,オブジェクト障害後,osagentを使用したほかのオブジェクトの呼び出しをサポートするために拡張しています。

VisiBroker ORBのRebindPolicyは,GIOPのロケーションフォワードメッセージ,およびオブジェクト障害を,VisiBroker ORBがどのように処理するかを決定します。VisiBroker ORBは,CORBA::Objectインスタンスにある有効ポリシーを参照して,オブジェクト障害後,osagentを使用したほかのオブジェクトの呼び出しやリバインドを処理します。

CORBA::Policyから派生したOMGインプリメンテーションは,ターゲットサーバに正常にバインドされた場合,VisiBroker ORBが透過的にリバインドをするかどうかを決定します。この継承インプリメンテーションは,ターゲットオブジェクト,スレッド,またはVisiBroker ORBに正常にバインドされた場合,VisiBroker ORBが透過的にオブジェクト障害後,osagentを使用したほかのオブジェクトの呼び出しをするかどうかを決定します。

<この節の構成>
29.5.1 IDLの定義
29.5.2 ポリシーの値