Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス
- virtual IOP::IORValue_ptr bind(
IOP::IORValue_ptr ior,
CORBA::Object_ptr obj,
CORBA::Boolean rebind,
VISClosure& closure);
このメソッドは,すべてのORBバインドオペレーション中に呼び出されます。
新規IORを使用してバインドオペレーションを継続する場合,新規IORを返します。それ以外の場合はnullを返し,元のIORを使用してバインドを続行します。渡されたパラメタと同じIORを返すことは不正なので,バインド時に例外が発生します。
- ior
クライアントがバインドしているサーバオブジェクトのIOR
- obj
サーバにバインドしているクライアントオブジェクト。このオブジェクトはこの時点では適切に初期化されていないので,オブジェクトのオペレーションはしないでください。しかし,このオブジェクトをデータ構造体に保存してバインド完了後に使用できます。
- rebind
サーバのリバインドを試行します。QoSによっては,bind()が失敗したあとにリバインドが試行されることがあります。
- closure
バインドオペレーション用の新しいclosureオブジェクト。closureは,bind_failed,bind_succeeded,またはexception_occurredに対応した呼び出しで使用します。
- virtual IOP::IORValue_ptr bind_failed(
IOP::IORValue_ptr ior,
CORBA::Object_ptr obj,
VISClosure& closure);
このメソッドは,バインドオペレーションが失敗したときに呼び出されます。
このIORに対してリバインドを試行する場合,新規IORを返します。それ以外の場合はnullを返し,リバインドは試行されません。
- ior
バインドオペレーションが失敗したサーバオブジェクトのIOR
- obj
サーバにバインドしているクライアントオブジェクト
- closure
bindメソッドでデータを格納した場合,格納データを取得できます。
- virtual void bind_succeeded(
IOP::IORValue_ptr ior,
CORBA::Object_ptr obj,
CORBA::Long profileIndex,
InterceptorManagerControl_ptr interceptorControl,
VISClosure& closure);
このメソッドは,バインドオペレーションが成功すると呼び出されます。
- ior
バインドオペレーションが成功したサーバオブジェクトのIOR
- obj
サーバにバインドしているクライアントオブジェクト
- profileIndex
コネクションプロトコルを識別します。
- interceptorControl
このマネージャがマネージャ種別一覧を提供します。
- closure
bindメソッドでデータを格納した場合,格納データを取得できます。
- void exception_occurred(
IOP::IORValue_ptr ior,
CORBA::Object_ptr obj,
CORBA::Environment_ptr env,
VISClosure& closure)
このメソッドは,bindで例外が発生すると呼び出されます。
- ior
バインドオペレーションが成功したサーバオブジェクトのIOR
- target
サーバにバインドしているクライアントオブジェクト
- env
発生した例外の情報
- closure
bindメソッドでデータを格納した場合,格納データを取得できます。
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