Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス
- CORBA::NamedValue_ptr add(
CORBA::Flags flags);
このメソッドは,フラグだけを初期化し,NamedValueオブジェクトをリストに追加します。追加されたオブジェクトの名前,またはオブジェクトの値は初期化されません。NamedValueの名前および値の属性を初期化するために,返されたポインタを使用できます。返された引数がポイントしているメモリを絶対に解放しないでください。
- flags
NamedValueオブジェクトの用途を表すフラグ。このフラグは,ARG_IN,ARG_OUT,ARG_INOUTのどれかになります。
- CORBA::NamedValue_ptr add_item(
const char *name, CORBA::Flags flag);
このメソッドは,オブジェクトのフラグまたは名前の属性を初期化して,NamedValueオブジェクトをリストに追加します。NamedValueの値の属性を初期化するために,返されたポインタを使用できます。
返された引数がポイントしているメモリを絶対に解放しないでください。
- name
名前
- flag
NamedValueオブジェクトの用途を表すフラグ。このフラグは,ARG_IN,ARG_OUT,ARG_INOUTのどれかになります。
- NamedValue_ptr add_item_consume(
char *nm, CORBA::Flags flag);
nmが示すメモリの管理がNVListによって引き継がれるという点を除き,このメソッドはadd_itemメソッドと同じです。そのリストがすでにnmのコピーや解放をしている可能性があるので,このメソッドを呼び出したあとは,nmにアクセスできません。この項目を削除すると,自動的にそのメモリが解放されます。
このメソッドのリターン値のメモリを絶対に解放しないでください。
- nm
名前
- flag
NamedValueオブジェクトの用途を表すフラグ。このフラグは,ARG_IN,ARG_OUT,ARG_INOUTのどれかになります。
- CORBA::NamedValue_ptr add_value(
const char *name,
const CORBA::Any *value,
CORBA::Flags flag);
このメソッドは,オブジェクトのフラグ,名前,および値を初期化して,リストにNamedValueを追加します。NamedValueオブジェクトを指すポインタが返されます。
返された引数がポイントしているメモリを絶対に解放しないでください。
- name
名前
- value
値
- flag
NamedValueオブジェクトの用途を表すフラグ。このフラグは,ARG_IN,ARG_OUT,ARG_INOUTのどれかになります。
- NamedValue_ptr add_value_consume(
char *nm,
CORBA::Any *value,
CORBA::Flags flag);
このメソッドは,nmまたはvalueが示すメモリの管理をNVListが引き継ぐという点を除き,add_valueメソッドと同じです。そのリストがすでにnmのコピーや解放をしている可能性があるので,このメソッドを呼び出したあとは,nmまたはvalueにアクセスできません。この項目を削除すると,自動的にそのメモリが解放されます。
- nm
名前
- value
値
- flag
NamedValueオブジェクトの用途を表すフラグ。このフラグは,ARG_IN,ARG_OUT,ARG_INOUTのどれかになります。
- CORBA::Long count() const;
このメソッドは,リスト内にあるNamedValueオブジェクトの数を返します。
- static CORBA::Boolean CORBA::is_nil(
NVList_ptr obj);
指定されたNamedValueポインタがNULLの場合,このメソッドはTRUEを返します。
- NamedValue_ptr item(
CORBA::Long index);
このメソッドは,指定されたインデックスを持つリストのNamedValueを返します。
返された引数がポイントしているメモリを絶対に解放しないでください。
- index
NamedValueオブジェクトのインデックス。インデックスは0から始まります。
- static void CORBA::release(
CORBA::NVList_ptr obj);
この静的メソッドは指定されたオブジェクトを解放します。
- Status remove(
CORBA::Long index);
このメソッドは,指定されたインデックスにあるリストからNamedValueオブジェクトを削除します。add_item_consumeまたはadd_value_consumeメソッドを使用して追加されたリストの項目が格納されているメモリは,その項目が削除される前に解放されます。
- index
NamedValueオブジェクトのインデックス。インデックスは0から始まります。
- static CORBA::NVList_ptr _duplicate(
CORBA::NVList_ptr ptr);
この静的メソッドは,指定されたオブジェクトのリファレンスカウントを増やし,そのオブジェクトを指すポインタを返します。
- static CORBA::NVList_ptr _nil();
この静的メソッドは,NV_Listポインタの初期化に使用できるNULLポインタを返します。例を次に示します。
CORBA::NV_List_ptr p = CORBA::NVList::_nil();
- static void _release(
CORBA::NVList *ptr);
この静的メソッドは,指定されたオブジェクトのリファレンスカウントを減らします。そのカウントが0になると,オブジェクトによって管理されていたすべてのメモリが解放され,そのオブジェクトが削除されます。
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