Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス

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23.6 DynArray

 
class DynamicAny::DynArray : public VISDynComplex
 

コンパイル時にデータ型が定義されなかった場合,実行時にクライアントアプリケーション,またはサーバがこのクラスのオブジェクトを使用して,配列データ型の作成と解釈をします。DynArrayは,基本型(boolean,int,floatなど),または複合型(struct,unionなど)を格納できます。

DynAnyに含まれる型は作成時に定義され,オブジェクトの存在期間内は変更できません。

DynAnyから継承したnext,rewind,seek,およびcurrent_componentメソッドを使用して,各コンポーネント間を自由に行き来できます。

VISDynComplexクラスはhelperクラスの一つで,このクラスによってVisiBroker ORBは複雑なDynAnyの型を管理できます。

<この節の構成>
23.6.1 注意事項
23.6.2 DynArrayのメソッド