Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス

[目次][索引][前へ][次へ]

3.1.2 補助クラス

すべてのユーザ定義型にはHelperクラスとHolderクラスが生成されます。

Helperクラス
abstract Helperクラスは,idl2javaコンパイラが生成し,関連オブジェクトで動作させるためのユティリティメソッドを提供します。Helperクラスの目的は,必要のないときにクラスが提供するメソッドをロードしないようにするためです。
マッピングした構造体,列挙体,共用体,例外,valuetype,valueboxなどのオブジェクトに対して,Helperクラスはストリームからオブジェクトを読み込んだり,書き込んだり,オブジェクトのリポジトリIDを返したりするためのメソッドを提供しています。インタフェース用に生成されたHelperクラスには,bindやnarrowのようなメソッドもあります。

Holderクラス
Java言語では,パラメタは参照型ではなく,値でだけ渡されます。Holderクラスは,オペレーションリクエストに対応するoutパラメタ,およびinoutパラメタの受け渡しだけをサポートするために使用されます。Holderクラスのインタフェースは,すべての型で統一されています。