Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス

[目次][索引][前へ][次へ]

1.2.2 説明

idl2irコマンドは入力としてIDLファイルを使用します。idl2irコマンドは,インタフェースリポジトリサーバにバインドして,idl filenameに指定したIDLでリポジトリを生成します。リポジトリにIDLファイルの項目と同じ名前の項目がある場合,古い項目は変更されます。

キーワード
キーワードは,次のオプションと処理対象のIDL入力ファイルの両方を含みます。

オプション
  • -D, -define foo[=bar]
    fooに指定したプリプロセサマクロを定義します。barで値を指定することもできます。
  • -I, -include <dir>
    インクルードファイルを検索するディレクトリを指定します。
  • -P, -no_line_directives
    行番号情報の生成を抑止します。デフォルトはoffです。
  • -H, -list_includes
    インクルードファイルのパスを標準出力に出力します。デフォルトはoffです。
  • -C, -retain_comments
    Javaコードが生成されるときに,IDLファイルのコメントを保持します。コメントを保持しない場合,コメントはJavaコードで表示されません。
    コメントは次の形式で記述してください。ほかの形式で記述した場合,コメントが反映されません。
(例)
/**
(コメント)
*/
  • -U, -undefine foo
    fooに指定したプリプロセサマクロの定義を解除します。
  • -[no_]back_compat_mapping
    VisiBroker 3.x互換のマッピングを使用することを指定します。
  • -[no_]idl_strict
    IDLソースに対して厳密にOMG標準規格を適用することを指定します。デフォルトはoffです。
  • -[no_]preprocess
    解析前にIDLファイルの前処理をします。デフォルトはonです。
  • -[no_]preprocess_only
    前処理の終了後に,IDLファイルの解析を中止します。このオプションを使用すると,コンパイラで前処理フェーズの結果をstdoutに生成できます。デフォルトはonです。
  • -[no_]warn_all
    警告をすべて抑止します。デフォルトはoffです。
  • -[no_]warn_unrecognized_pragmas
    #pragmaが認識されない場合に警告を表示します。デフォルトはonです。
  • -deep
    ディープマージを適用します。デフォルトはoffです。ディープマージはシャロウマージに対する言葉です。
  • -h, -help, -usage, -?
    ヘルプ情報を出力します。
  • -irep <irep name>
    インタフェースリポジトリの名前を指定します。
  • -replace
    マージしないでリポジトリ全体を置き換えます。デフォルトはoffです。
  • -version
    Borland Enterprise Server VisiBrokerのバージョンを表示します。
  • file1 [file2] ...
    処理対象のファイルを一つ以上指定します。処理対象のファイルにstdinを指定するときは,「-」を指定します。

このほか,idl2irのオプションとして,vbjのオプションを使用できます。vbjのオプションについては,「1.7 vbj」を参照してください。