トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド

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2.2 環境変数を設定する

TPBrokerを使用するために,次に示す環境変数を設定してください。システム環境変数の値を変更した場合は,Windowsを再起動してください。

なお,説明中の「$」で始まる文字列はUNIXでの表記であり,Windowsの場合は「%」で始まり「%」で終わる文字列になります。同様に「/」はUNIXの表記であり,Windowsの場合は「\」になります。例えば,UNIXで$TPDIR/libの場合,Windowsでは%TPDIR%\libになります。

ORBが使用する環境変数(VBROKER_ADM,HVI_TRACEPATH,CLASSPATHなど)の設定値や,作成したアプリケーションのクラス格納ディレクトリに,2バイトコード文字を含むパスを使用しないでください。使用した場合の動作は保証できません。

環境変数TPDIR/TPJDIR/TPSPOOL/TPFS/ADMSPOOL/ADMFS/VBROKER_ADMに指定するパスに空白文字が含まれる場合でも,これらの環境変数の値を「"(ダブルクォーテーション)」で囲まないで設定してください。

<この節の構成>
(1) 必ず設定する環境変数
(2) オプションの環境変数

(1) 必ず設定する環境変数

次に示す三つの環境変数は,使用するOSによって異なります。共用ライブラリのパスに,TPBrokerが提供するライブラリのディレクトリ($TPDIR/lib)を追加してください。これらの環境変数はOSごとに必ずアップデートしてください。C++実行環境の場合,tslnkrmコマンドに-iオプションを付けて,リソースマネージャをTPBrokerに登録しているときは,$TPSPOOL/XAも追加してください。

AIX版の場合,次に示す環境変数を設定してください。

(2) オプションの環境変数

Cosminexus TPBrokerの場合,オプションの環境変数は不要です。

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