Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Webサービスセキュリティ構築ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

4.1 共通鍵生成コマンド(CWSSCreateSecretKey)

共通鍵生成コマンドを使用して,暗号化機能を利用するときに必要な共通鍵を生成します。共通鍵生成コマンドを実行すると,共通鍵生成コマンドのオプションで指定したファイルに共通鍵が出力されます。共通鍵のファイルはバイナリー形式です。共通鍵生成コマンドの所在は次のとおりです。

<Application Serverのインストールディレクトリ>/wss/bin/ の下

出力された共通鍵の扱い方については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」のSecretKeyFile要素を参照してください。

<この節の構成>
(1) 形式
(2) オプション
(3) メッセージ
(4) 注意事項

(1) 形式

共通鍵生成コマンドの形式を次に示します。

CWSSCreateSecretKey.bat -h | -a <アルゴリズム識別子> -o <出力ファイル名>

コマンド名(CWSSCreateSecretKey.bat)のあとに,一つ以上の空白を挿入し,オプションを指定します。オプションと指定する値の間も一つ以上の空白を挿入します。

(2) オプション

共通鍵生成コマンドで指定するオプションを次に示します。

表4-1 共通鍵生成コマンドのオプション

オプション 説明
-h コマンドのオプション説明を表示します。
-a 生成する共通鍵のアルゴリズム識別子を指定します。
指定可能な値を次に示します。
"TRIPLEDES": Triple DESブロック暗号の共通鍵を生成します。
"AES128": AES-128ブロック暗号の共通鍵を生成します。
-o 生成した共通鍵を出力するファイル名を指定します。

(3) メッセージ

コマンド実行時のメッセージについては,マニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」を参照してください。

(4) 注意事項