移行時の注意事項を次に示します。

• Reliable Messaging 01-02以前のバージョンで作成した転送キューをReliable Messaging 01-03以降に移行した場合，転送モードが互換モード（compatible）の転送キューとして扱われます。
• 01-02以前のReliable Messaging同士をキュー間転送機能を利用して連携している場合，片側のシステムだけを01-03以降にバージョンアップしたときは，それ以降，新規に転送キューを追加する際は転送キューの転送モード属性を互換モードで作成してください。
• Reliable Messagingのバージョンアップや修正パッチを適用した場合，コマンドのバッチファイル（Windowsの場合）またはシェルスクリプト（UNIXの場合）に記載されている，コマンドのリクエストタイムアウト値「ejbserver.rmi.request.timeout」の値は，０（タイムアウト無し）で上書きされます。０以外を指定していた場合は，移行後に値を設定し直してください。
• 01-03よりhrmmkaddrコマンドで指定する宛先名に入力可能な文字が文字列から識別子に変更となりました。識別子とは，先頭が英字で始まる英数字列，＿（アンダーバー）を示します。01-02以前のバージョンで作成済みの宛先名はそのまま利用することができますが，新規に識別子の該当しない文字列で宛先名を作成するとエラーとなります。
• Reliable Messagingがシステム閉塞状態の時にMessage-driven Beanを開始した場合，01-02以前のバージョンではエラーとなり，開始に失敗していましたが，01-03以降ではMessage-driven Beanは開始します。ただし，このときMessage-driven Beanにメッセージは配送されません。