Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging
Reliable Messagingを利用するアプリケーションごとに次の計算をし,個々のアプリケーションで計算した値の総和が,アプリケーションが消費するコネクション数となります。
アプリケーションの最大同時実行数(多重度)×アプリケーションでの消費コネクション数 |
アプリケーションでの消費コネクション数は,アプリケーションの種類がMDBの場合とMDB以外(SessionBeanやサーブレットなど)の場合とで算出方法が異なります。それぞれの場合の算出方法について説明します。
MDBの場合,メッセージを一つ配信する契機でコネクションを一つ消費します。この消費コネクションを「配信用コネクション」と定義します。配信用コネクションは,MDBアプリケーション内で生成したjavax.jms.QueueSessionおよびjava.sql.Connectionとコネクションシェアリングできます。これを「配信用コネクションとのシェアリング」と定義します。
アプリケーションでの消費コネクション数は,配信用コネクションとのシェアリングが適用される場合と適用されない場合によって次のように異なります。
配信用コネクションとのシェアリングが適用される場合
アプリケーションでの消費コネクション数=1 |
配信用コネクションとのシェアリングが適用されない場合
アプリケーションでの消費コネクション数 =1(配信用コネクション) +MDBアプリケーション内でコネクションシェアリングされたグループの数※1 +MDBアプリケーション内でコネクションシェアリングされないjavax.jms.QueueSessionの生成数 +MDBアプリケーション内でコネクションシェアリングされないjava.sql.Connection※2の生成数 |
配信用コネクションとのシェアリングが適用されるか適用されないかは,次の条件によって決まります。
アプリケーションで生成するjavax.jms.QueueSessionおよびjava.sql.Connectionの合計数が消費コネクション数となります。ただし,コネクションシェアリングが適用された場合,コネクションシェアリングされた一つのグループにつき,消費コネクションは一つとなります。よって,アプリケーションでの消費コネクション数は次のようになります。
アプリケーションでの消費コネクション数 =コネクションシェアリングされたグループの数 +コネクションシェアリングされないjavax.jms.QueueSessionの生成数 +コネクションシェアリングされないjava.sql.Connection※の生成数 |
コネクションシェアリングが適用される条件については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」を参照してください。
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