Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging
Javaヒープ領域でのReliable Messagingのメモリ所要量を示します。
Application Serverのメモリ所要量と,次に示すReliable Messagingのメモリ所要量の総和の最大値をApplication ServerのJ2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)に指定する必要があります。add.jvm.argキーの-Xmxオプションに指定してください。
永続版リソースアダプタの場合のメモリ所要量を次に示します。
Reliable Messagingのメモリ所要量の総和を求めるには,次に示す1.〜7.を加算します。
1.および2.で示すメモリ所要量は,Reliable Messagingが起動している間,常にJavaヒープ領域を消費する値です。
3.〜6.で示すメモリ所要量は,該当する処理の間,一時的に使用されるメモリ使用量です。該当する処理が終わると解放されます。
7.で示すメモリ所要量は,JDBCコネクションの生成時に使用されるメモリ所要量です。JDBCコネクションを切断すると解放されます。ただし,Application Serverのコネクションプーリング機能が有効な場合で,Application Serverで定義したコネクションプーリング数に空きがあるときは,JDBCコネクションは解放されないでプールされるため,メモリは保持され続けます。
60KB×キューの数 +60KB×永続化されたメッセージ数 +75KB×コンフィグレーションプロパティのMDBのインスタンス数 +75KB×コンフィグレーションプロパティのRMTRSendThreadNumの値※1 +20MB
キャッシュしたメッセージのサイズ※2×キャッシュしたメッセージ数
(メッセージのサイズ※2×10+150KB)×メッセージ同時送信数+2MB
(メッセージのサイズ※2×5+300KB)×メッセージ同時受信数+2MB
(メッセージのサイズ※2×5+4MB)×メッセージ同時受信数+2MB
(メッセージのサイズ※2×10+450KB)×メッセージ同時送信数+2MB
使用する最大のメッセージのサイズ※2×4×コネクション同時使用数
次に示す七つの条件のもとにReliable Messagingのメモリ所要量を見積もる例を示します。
(60KB×1+60KB×10+75KB×1+20MB)+(1MB×4×2) =約29MB
(60KB×1+60KB×10+75KB×1+20MB)+1MB+((1MB×10+150KB)×1+2MB)+(1MB×4×2) =約42MB
次に示す値は,hrmmkqueコマンド(-tオプションにshr_receive指定)の実行時に一時的に使用するメモリ所要量です。
3KB×-nオプションの値+3MB
この値は,サーバ側のJava VMでのメモリ使用量です。クライアント側でのメモリ使用量には加算されません。
非永続版リソースアダプタの場合のメモリ所要量を次に示します。
Reliable Messagingのメモリ所要量の総和を求めるには,次に示す1.〜5.を加算します。
1.および2.で示すメモリ所要量は,Reliable Messagingが起動している間,常にJavaヒープ領域を消費する値です。
3.〜5.で示すメモリ所要量は,該当する処理の間,一時的に使用されるメモリ使用量です。該当する処理が終わると解放されます。
60KB×キューの数+20MB
キューに登録したメッセージのサイズ※×メッセージ数 +60KB×登録されたメッセージ数
(メッセージのサイズ※×10+150KB)×メッセージ同時送信数+2MB
(メッセージのサイズ※×5+300KB)×メッセージ同時受信数+2MB
(メッセージのサイズ※×5+4MB)×メッセージ同時受信数+2MB
次に示す三つの条件のもとにReliable Messagingのメモリ所要量を見積もる例を示します。
60KB×10+20MB =約21MB
(60KB×10+20MB)+(1MB×1+60KB×1)+((1MB×10+150KB)×1+2MB) =約34MB
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