Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging
共用キューイベントトレースには,イベントの送受信情報が出力されます。
<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/server/public/ejb/<サーバ名称>/logs/RM/maintenance
ラップアラウンド形式ローテーションの場合 shq_<Reliable Messagingの表示名>_<面番号>.log シフト形式ローテーションの場合
shq_<Reliable Messagingの表示名>.log
shq_<Reliable Messagingの表示名>_<面番号>.log
shq_<Reliable Messagingの表示名>_.conf
図9-5 共用キューイベントトレースの出力形式
共用キューイベントトレースの出力項目を次の表に示します。表9-8 共用キューイベントトレースの出力項目
項番 | 出力項目 | 長さ (バイト) |
説明 |
---|---|---|---|
1 | 番号 | 4 | 共用キューイベントトレースの出力通番です。 |
2 | 日付 | 10 | yyyy/mm/dd形式の出力日付です。 |
3 | 時刻 | 12 | hh:mm:ss.sss形式の出力時刻です。 ローカル時刻でミリ秒単位の時刻です。 |
4 | 製品ID | 16 | 製品を識別するための識別子です。 Reliable Messagingを表す"RM"が出力されます。 |
5 | pid | 8 | プロセスIDです。 |
6 | tid | 8 | スレッドIDです。 |
7 | ID | 11 | 空白が出力されます。 |
8 | 電文種別 | 1〜8 | 受信した電文を特定するための電文種別です。 |
9 | 送受信識別子 | 3 | イベントを送信したのか受信したのかを表す識別子です。 送信の場合:SND 受信の場合:RCV |
10 | あて先情報 | 1〜64 (可変長) |
イベントを送信したマシンのホスト名またはIPアドレスです。 |
11 | ポート番号 | 1〜11 (可変長) |
イベントを送信したポート番号です。 |
12 | バージョン | 1〜8 (可変長) |
イベント転送プロトコルのバージョンです。 |
13 | トータルサイズ | 1〜11 (可変長) |
イベントのヘッダとデータの合計サイズ(10進数,単位:バイト)です。 |
14 | 基盤種別 | 1〜8 (可変長) |
イベントの送信元を特定するための基盤種別です。Reliable Messagingが送信元の場合は"CosmiRM"が出力されます。 |
15 | システム識別 | 1〜16 (可変長) |
イベントの送信元を特定するためのシステム種別です。Reliable Messagingが送信元の場合はRMSystemNameプロパティ指定値が出力されます。 |
16 | キュー名 | 1〜32 (可変長) |
メッセージが格納されたキューの名前です。 |
17 | ライト通番 | 1〜11 (可変長) |
共用キューのメッセージ情報テーブルに書き込んだ際に何番目まで書き込んだかを表す通番です。 |
18 | ラップカウンタ | 1〜11 (可変長) |
共用キューのメッセージ情報テーブルに書き込んだメッセージが書き込み限界数に達したため,1番目から上書きで書き込みした回数です。 |
19 | CRLF | 2 | 終端記号です。 |
矛盾不正イベントトレース出力時は,上記の表の項番12〜18は出力しないで,イベントデータを16進数と文字列として最大128バイト出力します。
不正イベントトレースの出力形式を次の図に示します。
図9-6 不正イベントトレース出力時の共用キューイベントトレースの出力形式
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.