Reliable Messagingを開始するには,あらかじめプロパティのカスタマイズとデプロイを完了させている必要があります。詳細については,「3.5.3 Reliable Messagingのプロパティ定義(非永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。また,Reliable Messagingの開始時に使用するサーバ管理コマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。
Reliable Messagingを開始する手順を次に示します。
- J2EEサーバの開始
Application ServerをJ2EEサーバモードの1.4モードで開始します。また,アプリケーションの要件に合わせて,必要なApplication Serverのサービスを開始してください。
- Reliable Messagingの開始
サーバ管理コマンドを使用して,リソースアダプタとしてReliable Messagingを開始します。
- 注意
- 非永続版リソースアダプタの場合,Reliable Messagingが正常に開始すると,実行状態になります。
- 非永続版リソースアダプタの場合,起動時にキュー作成ファイルの読み込みや解析で続行できないエラーが発生すると,閉塞状態で起動します。
- Connector属性ファイルの<transaction-support>タグにLocalTransactionまたはNoTransactionを指定した場合,Reliable Messagingが開始状態になっても,実際には開始処理に失敗していることがあります。このときにアプリケーションを開始するとReliable Messagingがコネクションを取得する契機でエラーとなります。このため,Reliable Messagingが正常に開始していることをApplication Serverのログメッセージで確認してください。Reliable Messagingが正常に開始している場合,ログメッセージとしてKFRM01009-Iが表示されます。
- Reliable Messagingの開始中は,Reliable Messagingが使用しているキュー定義ファイルおよびキュー作成ファイルを削除したり,読み込みができなくなったりするようなアクセス権限の変更は行わないでください。
- Reliable Messagingのリソースアダプタを開始するときに,OutOfMemoryErrorが発生しKDJE48571-Eが出力された場合,Reliable Messagingの内部状態が不正になる可能性があります。この場合Application Serverを再起動してください。
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