Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging
アプリケーションサーバシステムにとって,Reliable Messagingには未デプロイ状態,デプロイ済み状態,およびリソースアダプタ開始状態の三つの状態があります。また,リソースアダプタ開始状態のReliable Messagingの内部状態として,実行状態,管理状態,閉塞状態および開始中状態があります。
Reliable Messagingの状態について次に説明します。
Reliable Messagingの状態遷移を次の図に示します。
図4-1 Reliable Messagingの状態遷移
リソースアダプタを開始した直後は,前回のオンラインでReliable Messagingを停止したときの内部状態に移行します。また,コマンドによっては特定の内部状態のときだけに入力できます。詳細については,「8.2 コマンドの一覧」を参照してください。
管理状態に移行するときは,あらかじめアプリケーションを停止させてください。
hrmstopコマンドを入力すると,Reliable Messagingは実行状態から管理状態へ移行します。移行時には,仕掛かり中のメッセージ処理に影響を与えないように,次に示す処理が実行されます。
Reliable Messagingのキュー間転送用WebアプリケーションをJ2EEアプリケーションとしてデプロイします。J2EEコンテナから見たキュー間転送用Webアプリケーションの状態として,未デプロイ状態,デプロイ状態,および開始状態の三つの状態があります。また,開始状態のキュー間転送用Webアプリケーションの内部状態として,実行状態があります。
キュー間転送用Webアプリケーションが開始状態に遷移できるのは,Reliable Messagingがリソースアダプタ開始状態であることが前提となります。
キュー間転送用Webアプリケーションの状態遷移を次の図に示します。
図4-2 キュー間転送用Webアプリケーションの状態遷移
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