Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging
キュー間転送を使用する場合の設定について説明します。
キュー間転送をする場合,SOAP通信基盤を使用します。
SOAP通信基盤は,クライアント定義ファイルおよびサーバ定義ファイルに定義された内容に従って送受信処理をします。
SOAP通信基盤が出力するメッセージログ,トレースファイルの内容を指定する場合,またはReliable Messagingを複数デプロイする場合は次に示す順序に従ってください。
クライアント定義ファイルで設定できるキー名称と値の一覧を次の表に示します。次の表に示したキーだけを設定してください。ほかのキーを設定した場合,動作は保証されません。
表3-16 クライアント定義ファイルで設定できるキー名称と値の一覧
キー名称 | 値 |
---|---|
c4web.logger.log_file_prefix | トレースファイル,アプリケーションログのプレフィクス |
c4web.common.prf_trace_level | 性能解析トレースの出力オプション |
c4web.common.send_max_soap_envelope_size | 送信できるSOAPEnvelopeの最大サイズ |
c4web.common.receive_max_soap_envelope_size | 受信できるSOAPEnvelopeの最大サイズ |
c4web.attachment.send_max_attachment_count | 送信できる添付データの最大個数 |
c4web.attachment.receive_max_attachment_count | 受信できる添付データの最大個数 |
c4web.attachment.send_max_attachment_size | 送信できる添付データの最大サイズ |
c4web.attachment.receive_max_attachment_size | 受信できる添付データの最大サイズ |
クライアント定義ファイルで設定できるキーの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。
キュー間転送をする場合,サーバ定義ファイルは,キュー間転送用Webアプリケーションを対象に設定する必要があります。
サーバ定義ファイルで設定できるキー名称と値の一覧を次の表に示します。次の表に示したキーだけを設定してください。ほかのキーを設定した場合,動作は保証されません。
表3-17 サーバ定義ファイルで設定できるキー名称と値の一覧
キー名称 | 値 |
---|---|
c4web.logger.<識別子>.log_file_prefix | トレースファイル,アプリケーションログのプレフィクス |
c4web.common.<識別子>.prf_trace_level | 性能解析トレースの出力オプション |
c4web.common.<識別子>.send_max_soap_envelope_size | 送信できるSOAPEnvelopeの最大サイズ |
c4web.common.<識別子>.receive_max_soap_envelope_size | 受信できるSOAPEnvelopeの最大サイズ |
c4web.attachment.<識別子>.send_max_attachment_count | 送信できる添付データの最大個数 |
c4web.attachment.<識別子>.receive_max_attachment_count | 受信できる添付データの最大個数 |
c4web.attachment.<識別子>.send_max_attachment_size | 送信できる添付データの最大サイズ |
c4web.attachment.<識別子>.receive_max_attachment_size | 受信できる添付データの最大サイズ |
キー名称の<識別子>には,キュー間転送用Webアプリケーションのコンテキストルートを指定します。
サーバ定義ファイルで設定できるキーの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。
キュー間転送を使用する場合は,送信側と受信側のReliable Messagingに対して次に示す設定をしてください。
転送データ相互接続用インタフェースを利用したアプリケーションを作成する場合,転送データ相互接続用インタフェースのライブラリを開発環境のクラスパスに含める必要があります。詳細は「7.5 転送データ相互接続用インタフェースの一覧」を参照してください。
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