Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging

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3.4.5 Reliable Messagingのプロパティ定義(永続版リソースアダプタの場合)

Reliable Messagingのプロパティを定義します。Reliable Messagingをデプロイしたあとでも実行できます。なお,設定済みのReliable Messagingのプロパティを変更する場合は,該当するReliable Messagingを停止した状態で実行してください。

Reliable Messagingがデータベースと接続するには,DB Connector for Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティを設定する必要があります。DB Connector for Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの設定については,「3.4.8 DB Connector for Reliable Messagingのプロパティ定義」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 編集する属性ファイル
(2) 編集する属性設定項目
(3) コンフィグレーションプロパティの設定例

(1) 編集する属性ファイル

Reliable Messagingで提供するConnector属性ファイルのテンプレートを任意のディレクトリにコピーして,コピーしたファイルを編集します。

Connector属性ファイルのテンプレートは,次のディレクトリに格納されています。

%HRMDIR%\conf\rm_prop.xml

なお,cjgetrespropコマンドによって取得したConnector属性ファイルを使用することもできます。

注意
テンプレートからコピーしたConnector属性ファイルにASCII文字以外を使用する場合は,次のどちらかの対処が必要です。
  • UTF-8形式で保存する。
  • 編集したファイルの文字エンコーディング形式に従って,ファイルの先頭行に次に示すencoding宣言を追加する。
    <?xml version="1.0" encoding="<文字エンコーディング>"?>

(2) 編集する属性設定項目

Reliable Messagingのプロパティ設定項目を次に示します。

(a) リソースアダプタの一般情報

設定できるReliable Messagingの一般情報属性(<outbound-resourceadapter>タグ)の設定項目を次に示します。

項目 必須 対応するタグ
トランザクションサポートのレベル <transaction-support>
再認証のサポート有無 <reauthentication-support>

(凡例) ○:必須

注※ 必ずfalseを指定してください。


プロパティの設定項目の説明については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」を参照してください。

(b) コンフィグレーションプロパティ

Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティ(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <config-property>タグ)の設定項目を次に示します。

項目 対応するタグ
コンフィグレーションプロパティ名 <config-property-name>
コンフィグレーションプロパティのデータ型 <config-property-type>
コンフィグレーションプロパティの値 <config-property-value>

注※ コンフィグレーションプロパティの値をクリアする場合
<config-property-value>タグだけを指定して,値を指定しないでください。
<config-property-value>タグ自体が指定されていない場合は,そのプロパティの値は変更されないで,すでに設定されている値がそのまま有効になります。

定義するコンフィグレーションプロパティの数だけ上記の設定を繰り返してください。

Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの設定内容については,「6. コンフィグレーションプロパティ」を参照してください。

(c) 実行時プロパティ

Reliable Messagingの実行時プロパティ(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <connector-runtime> - <property>タグ)の設定項目を次に示します。

項目 対応するタグ
プロパティ名 <property-name>
プロパティのデータ型 <property-type>
プロパティの値 <property-value>

定義するプロパティの数だけ,上記の設定を繰り返してください。

実行時プロパティ名(<property-name>)およびコネクションプールの動作と注意事項については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」のDB Connectorのプロパティ定義に関する内容を参照してください。

注意
ユーザ名およびコネクションプールに関する設定値は,Reliable MessagingとDB Connector for Reliable Messagingで同じ値を設定してください。

(3) コンフィグレーションプロパティの設定例

Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの設定例を示します。コンフィグレーションプロパティの各項目の詳細については,「6.2 Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの詳細説明」を参照してください。

表3-4 Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの設定例(永続版リソースアダプタの場合)

項番 プロパティ名 設定例
1 RMSystemName <システム名>
2 RMLinkedDBConnectorName <連携するDB Connectorの表示名>
3 QueueConfigFileName 指定しない
4 RMDeadMessageQueueName <デッドメッセージキュー名>
5 RMWaitRestoration true
6 RMStartTimeout 60
7 RMAssociateJDBCFlag true
8 RMSweepTimerInterval 600
9 RMDeleteMessageImmediately false
10 RMPassByReference false
11 RMMaxDeliveryNum 10
12 RMMethodTraceLevel 1
13 RMLineTraceLevel 3
14 RMLogTraceFileNum 2
15 RMLogTraceFileSize 2097152
16 RMSHConnectFlag false
17 RMSHPort※1 20351
18 RMSHRecoveryTimerInterval※1 60
19 RMTRConnectFlag false
20 RMTRSendThreadNum※2 1
21 RMTRResendInterval1Num※2 6
22 RMTRResendInterval1※2 10
23 RMTRResendInterval2※2 600
24 RMTRResendTimerInterval※2 10
25 RMTRPendingNotifyInterval※2 600
26 RMTRTransferControlDir※2 <クライアント定義ファイルが格納されているディレクトリのパス>
27 RMAutoDeleteMessage false

注※1
RMSHConnectFlagプロパティがfalseの場合,設定値は無視されます。

注※2
RMTRConnectFlagプロパティがfalseの場合,設定値は無視されます。