Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)

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4.1.11 TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>に指定できるプロパティ

TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティについて説明します。

表4-11 TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ

config-property-name config-property-type config-property-value
backlog_count java.lang.Integer RPC要求を待ち受けるポートのListenキューの長さを,1〜4096の整数で指定します。デフォルト値は50です。
指定できるキューの長さの最大値はOSごとに異なります。詳細は各OSのlisten()について説明しているマニュアル,および各OSのTCP/IPについて説明しているドキュメントを参照してください。
connection_timeout java.lang.Integer RPC要求の応答を送信するときのコネクション確立処理のタイムアウト時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は8です。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
ipc_sockctl_watchtime java.lang.Integer 一時クローズ応答の待ち時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は180です。
0を指定した場合は動作しません。
ipc_tcpnodelay java.lang.Boolean OpenTP1とのコネクションの接続で使用するソケットにTCP_NODELAYオプションを使用するかどうかを指定します。
  • trueを指定した場合
    TCP_NODELAYオプションを使用します。
  • falseを指定した場合
    TCP_NODELAYオプションを使用しません。
デフォルト値はfalseです。
max_connections java.lang.Integer RPC要求を待ち受けるポートへの最大同時接続数を,1〜2032の整数で指定します。デフォルト値は64です。
node_id java.lang.String ノード識別子を4文字で指定します。
1文字目は英字(A〜Z a〜z),2文字目以降は,英数字(A〜Z a〜z 0〜9),またはアンダースコア「_」で指定してください。TP1インバウンドアダプタごとに一意な文字列を指定してください。デフォルトはCos_です。
receive_buffer_size java.lang.Integer 受信時の受信バッファサイズを,8192〜10485761の整数で指定します。デフォルト値は8192です。
rpc_close_after_send java.lang.Boolean OpenTP1へ電文を送信したあとにコネクションを切断するかどうかを指定します。
  • trueを指定した場合
    OpenTP1へ電文を送信したあと,コネクションを切断します。
  • falseを指定した場合
    OpenTP1へ電文を送信したあと,コネクションを切断しません。
デフォルト値はfalseです。08-50と同様にする場合はtrueを指定してください。
rpc_max_thread_count java.lang.Integer 最大同時RPC要求受け付けスレッド数を,1〜1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。
rpc_receive_timeout java.lang.Integer RPC要求の受信のタイムアウト時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルトは180です。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
rpc_receive_timeout_interval java.lang.Integer RPC要求の受信のタイムアウト監視の監視間隔を,1〜65535の整数で指定します。デフォルト値は5です。
rpc_sockctl_highwater java.lang.Integer RPC受信コネクションの一時クローズ処理開始のしきい値(パーセント(%)単位)を,0〜100の整数で指定します。デフォルト値は100です。
rpc_sockctl_lowwater java.lang.Integer RPC受信コネクションの一時クローズ処理を非対象とするコネクション数の割合(パーセント(%)単位)を,0〜100の整数で指定します。デフォルト値は0です。
scd_port java.lang.Integer RPC要求を待ち受けるポートのポート番号を,5001〜65535の整数で指定します。デフォルト値は23700です。
send_buffer_size java.lang.Integer 応答時の送信バッファサイズを,8192〜10485761の整数で指定します。デフォルト値は8192です。
send_retry_count java.lang.Integer サーバの応答送信時にTCP/IPコネクションの接続でエラーが発生した場合のリトライ回数を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は1です。
0を指定した場合は,リトライしません。
send_retry_interval java.lang.Integer サーバの応答送信時にTCP/IPコネクションの接続でエラーが発生した場合のリトライ間隔(ミリ秒単位)を,0〜300000の整数で指定します。デフォルト値は0です。
0を指定した場合,間隔を空けないでリトライします。
このプロパティは,send_retry_countに1〜65535を指定した場合に有効になります。
service_group java.lang.String TP1インバウンドアダプタのサービスグループ名を1〜31文字で指定します。
1文字目が英字(A〜Z a〜z),2文字目以降は英数字(A〜Z a〜z 0〜9)もしくはアンダースコア「_」で指定してください。
J2EEサーバ内で一意のサービスグループ名を指定してください。
tcp_receive_timeout java.lang.Integer コネクションを接続してから,またはデータを受信してから,次のデータを受信するまでのタイムアウト時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は10です。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
tcp_send_timeout java.lang.Integer RPC要求の応答送信時のタイムアウト時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は10です。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
tcp_send_timeout_interval java.lang.Integer RPC要求の応答送信時のタイムアウト監視の監視間隔を,1〜65535の整数で指定します。デフォルト値は5です。
なお,08-53以降ではこのプロパティの設定は無視されます。
trn_max_connections java.lang.Integer RPC送信コネクションの最大同時接続数を,1〜2032の整数で指定します。デフォルト値は64です。
trn_max_thread_count java.lang.Integer 最大同時同期点電文送受信スレッド数を,1〜1024の整数で指定します。デフォルト値は1です。
trn_port java.lang.Integer 同期点待ち受けポートのポート番号を,5001〜65535の整数で指定します。デフォルト値は23900です。
trn_sockctl_highwater java.lang.Integer RPC送信コネクションの一時クローズ処理開始のしきい値(パーセント(%)単位)を,0〜100の整数で指定します。デフォルト値は100です。
trn_sockctl_lowwater java.lang.Integer RPC送信コネクションの一時クローズ処理を非対象とするコネクション数の割合(パーセント(%)単位)を,0〜100の整数で指定します。デフォルト値は0です。