Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)

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4.1.10 DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ

DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できる値について説明します。

なお,Reliable Messagingを使用する上で必要な情報については,マニュアル「Reliable Messaging」を参照してください。

<この項の構成>
(1) HiRDB Type4 JDBC Driverを使用してHiRDBに接続する場合
(2) Oracle JDBC Thin Driverを使用してOracleに接続する場合
(3) SQL Server JDBC Driverを使用して,SQL Serverに接続する場合
(4) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(ルートリソースアダプタ)
(5) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(メンバリソースアダプタ)

(1) HiRDB Type4 JDBC Driverを使用してHiRDBに接続する場合

(2) Oracle JDBC Thin Driverを使用してOracleに接続する場合

なお,プロパティで設定可能な値については,Oracleのマニュアルを参照してください。

表4-4 DBConnector_Oracle_CP.rar,DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rar,DBConnector_Oracle_XA.rarまたはDBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-name config-property-type config-property-value 指定可能値 デフォルト バージョン
CallableStatementPoolSize
 
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4
java.lang.Integer コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプール数を設定します。
0を指定した場合,ステートメントをプールしません。
0〜2147483647の整数で指定します。 10 07-00
CancelStatement java.lang.Boolean トランザクションタイムアウトや業務アプリケーション強制停止時に,Statementクラス,CallableStatementクラスおよびPreparedStatementクラスで実行中のSQLをキャンセルするかどうかを指定します。

trueを指定した場合
実行中のSQLをキャンセルします。

falseを指定した場合
実行中のSQLをキャンセルしません。
専用サーバ接続をする場合は,falseを指定してください。
指定できる文字列を次に示します。
  • true
  • false
true 07-00
ConnectionIDUpdate java.lang.Boolean コネクションIDをDataSource#getConnectionメソッドごとに更新するかどうかを指定します。

trueを指定した場合
DataSource#getConnectionメソッドのたびにコネクションIDを生成します。

falseを指定した場合
DataSource#getConnectionメソッドで新規の物理コネクションを確立したときにコネクションIDを生成し,そのあとは更新しません。
指定できる文字列を次に示します。
  • true
  • false
false 07-00
databaseName java.lang.String Oracleサーバ上の特定のデータベース名(SID)を指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。 Oracleのマニュアルを参照してください。 (空文字列) 07-00
loginTimeout java.lang.Integer データベースへの接続試行のタイムアウト(単位:ミリ秒)を指定します。設定された値は秒単位に切り上げて,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetLoginTimeoutメソッドに渡されます。 Oracleのマニュアルを参照してください。ただし,秒単位に切り上げた値をsetLoginTimeoutメソッドに渡します。 8000 07-00
logLevel java.lang.String DB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。
次の値が指定できます。
  • 0またはERROR
  • 10またはWARNING
  • 20またはINFORMATION
次のどれかを指定します。
  • 0またはERROR
  • 10またはWARNING
  • 20またはINFORMATION
ERROR 07-00
portNumber java.lang.Integer Oracleのサーバが要求をリスニングするポート番号を指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetPortNumberメソッドに渡されます。 Oracleのマニュアルを参照してください。 1521 07-00
PreparedStatementPoolSize
 
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4
java.lang.Integer コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプール数を設定します。
0を指定した場合,ステートメントをプールしません。
0〜2147483647の整数で指定します。 10 07-00
serverName java.lang.String Oracleサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetServerNameメソッドに渡されます。 Oracleのマニュアルを参照してください。 (空文字列) 07-00
url java.lang.String Oracle JDBC Thin Driverがデータベースに接続するために必要なJDBC URLを指定します。設定された値はOracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetURLメソッドに渡されます。
このプロパティに値が設定された場合,databaseName,portNumber,serverNameで指定された値は無視されます。また,ユーザがurlで指定を行う場合はJDBC URLにthinドライバを指定します。

(例)
jdbc:oracle:thin:@ServerA:1521:service1
Oracleのマニュアルを参照してください。 (空文字列) 07-00

表4-5 DBConnector_Oracle_CP.rarまたはDBConnector_Oracle_XA.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-name config-property-type config-property-value 指定可能値 デフォルト バージョン
appendZero java.lang.Boolean java.sql.ResultSetインタフェースのgetStringメソッドで,NUMBER型または,FLOAT型の列から,整数部が0である小数を取得する場合,整数部に0を補完するかどうかを指定します。

trueを指定した場合
整数部に0を補完します。

falseを指定した場合
整数部に0を補完しません。
指定できる文字列を次に示します。
  • true
  • false
false 09-50
forceFixedString java.lang.Boolean java.sql.PreparedStatementインタフェースのsetStringメソッドまたは,setObjectメソッドで,CHAR型(固定長文字列)の列の値を設定する際に,その値が列のサイズよりも小さい場合は,列のサイズに合わせて空白文字を埋め込むかどうかを指定します。

trueを指定した場合
固定長文字列の空白文字を埋め込みます。

falseを指定した場合
固定長文字列の空白文字を埋め込みません。
指定できる文字列を次に示します。
  • true
  • false
false 09-50

表4-6 DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rarまたはDBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-name config-property-type config-property-value
linkedResourceAdapterName java.lang.String 連携するReliable Messagingリソースアダプタの表示名を指定します。
DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。

表4-7 DBConnector_Oracle_XA.rarまたはDBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-name config-property-type config-property-value
sessionTimeout java.lang.Integer Oracleサーバでのセッションタイムアウト(トランザクションブランチがアクティブでない状態でいられる最大時間)を秒単位で指定します。J2EEサーバのトランザクションタイムアウトよりも長い時間を指定する必要があります。デフォルト値は300秒です。設定された値はOracle JDBC Thin DriverのXAResource.setTransactionTimeoutメソッドに渡されます。

(3) SQL Server JDBC Driverを使用して,SQL Serverに接続する場合

(4) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(ルートリソースアダプタ)

(5) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(メンバリソースアダプタ)